慶子-9
三田村の頭の中に、淫らな映像が浮かび上がる。
坂田のものを騎乗位で受け入れながら、背後からは上野にアナルを貫かれ、更に口には川瀬のモノをぶち込まれるあいり。
三人の男にあらゆる方向から突き入れられ激しく揺さぶられる身体。
乱れた髪が汗ばんだ顔にまとわりつき、張り付いている。
心の中では嫌がっているにもかかわらず、三本のペニスに貫かれているその肉体は、いつしか快楽に支配され、おびただしい蜜を吐き出しながら、無理矢理絶頂へと押し上げられていくのだ。
淫靡すぎるその光景に、むくむくと湧き起こった激しい性衝動が一気に三田村の頭を支配していく。
あいりへの強烈な欲望で、頭が今にも爆発しそうになっていた。
坂田や上野がヤるくらいならば、自分だってあいりを犯しても構わないだろうという身勝手な意識が三田村の中にはっきりと芽生えていた。
「……俺にも…ヤらせろ……」
三田村はベルトを緩めて屹立した肉棒を取り出した。
集団であいりを犯すことを妄想しながら、わざと乱暴に慶子に覆いかぶさる。
目隠しをしたまま、眉間にシワをよせる慶子。
その苦しそうな表情がますます三田村の加虐心を煽った。
「……めちゃくちゃにしたるわ……」
既にカウパーが大量に溢れ出し、滴り落ちている己の肉棒。
その浅ましい欲の塊を、三田村は潤んだ花弁の中央に宛てがった。
「―――もう挿れるで」
言い終わらないうちに華奢なウエストを荒々しく引き寄せ、いきなり最奥へ深々と突き入れる。
「あっ…あぁっ!」
温かくぬめった肉襞が三田村のペニス全体にまとわりついた。
その凹凸を一つ一つ味わうようにゆっくりとペニスを引き抜いていき、ギリギリのところで再び思い切り突き入れる。
バチンと尻をぶつような品のない音が部屋中に響いて、慶子が小さな悲鳴を漏らした。
「もっと声だせや……気分出ぇへんやろ」
気分が荒(すさ)んで自然と言葉も乱暴になる。
慶子は三田村の言葉をどこまで受け止めるべきかためらっているようだった。
そんな慶子の反応の一つ一つが今日はやけにしゃくにさわる。
「ほんなら嫌でも声出るようにしたるわ」
三田村は慶子の両脚を強く抱きかかえると、華奢な身体を少し持ち上げるようにしながら、続けざまに腰を奥へと突き入れた。
「ああっ……やぁっ……痛っ……んあぁっ……」
初めての刺激に軽い痛みを覚えながらも甘い喘ぎを漏らす慶子。
神聖なまでに清らかな慶子の身体が、己の肉棒で汚され痴女のように変わっていく姿に、三田村は激しい嫌悪感と興奮を感じていた。
「やらしい声やん……ハァ……ハァ……もっと……聞かせろや……」
うねうねと形を変えながら三田村のモノを包みこむ肉の壷。
性器と性器が擦れあう生々しい音が、部屋中に響き渡る。
形のいい慶子の乳房が、狂った鞠のように不規則なリズムで激しく揺れて、三田村の興奮をさらに煽り立てた。
「……あぁっ…エエ気持ちや………」
「あぁっ……はぁっ……真ちゃ……ん……」
三田村はギュッと目を閉じて、あいりの姿を思い浮かべた。
「あぁっ……あい……」
名前を呼びたくなる気持ちを必死で抑えながら、激しく腰を打ち付ける。
辰巳の携帯に写っていた淫らな画像。
坂田と上野に下着を奪われて怯えていた表情。
そして、川瀬と中森にスカートの中をまさぐられて感じていたなまめかしい姿。
断片的なあいりの痴態が、次々と頭に浮かんでは消えた。