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サノバ・ビッチ
【レイプ 官能小説】

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麻理-11

「麻理……麻理姉ちゃん……麻理姉ちゃん……」


「ああん!……だ…だめぇ…あっ……あっ……イイっ……あっ……イくっ!イくっ!イくうっ!」

麻理が一際大きな悲鳴をあげ、真っ白な身体が大きくのけ反った。

「………うっ…出るっ!」

すぐにスキンヘッドが短く呻きペニスを引き抜くと、麻理の腹の上に何か白い液体をぶちまけた。


『……あ…あれは?』


そう思った瞬間、俺の陰茎からも何かネバネバした液体が大量に飛び散った。

身体の中の快感のメーターが一気に振り切れたような感覚――その心地よい余韻に俺はしばらく身じろぎもせずに酔いしれていた。

頭が痺れたようになって、ひどく緊張していた身体が一気に疲労感に襲われていく。


「……いい様だな……」


スキンヘッドの声に我に返り、木戸の隙間から中を再び覗くと、ぐったりしている麻理の腹の上にさっき撮ったポラロイド写真がばらまかれていた。


麻理の顔は恐らく金髪と熊男のものであろう白い液体でべっとりと汚れている。

「……今日からお前は俺たちのおもちゃだからな!」


スキンヘッドはニヤリと笑いながら、白く汚れた麻理の身体に再びフラッシュを浴びせた。



俺はのろのろとズボンをひっぱりあげると、ふらつく足で社を離れ、鳥居をくぐった。


手についた液体が、青臭いような強烈な臭いを放っている。



自分も、麻理も、母や母を犯していたあの見知らぬ男たちと同じ「ケダモノ」になったのだ―――。


ひどい喪失感と、奇妙な安堵感が俺の中に広がっていた。



力ない足どりでいつもの公園まで戻って来た時、強烈な吐き気に襲われて俺は嘔吐した。

空腹で胃はからっぽだったが、俺は胃液を吐き続けた。




8時をまわった頃、いつまでたっても帰らない俺を心配した母が、俺を迎えに来た。


「……昭彦!」

公園の地面にうずくまる俺を見つけ、母は俺に駆け寄ると俺の身体をぎゅっと抱きしめた。

母の胸元からは、きつい香水の香りに混じってあの青臭いような性臭が漂っている。


『……あぁ…母さんは…あの男にあれをかけられたんだな……』


俺の手の平についたものと同じそのケダモノの臭いに俺は癒され、久しぶりに母の胸に思いきり抱き着いた。



「―――昭彦。今日はお前の好きなハンバーグだよ」



母の媚びるような甘ったるい声が、俺の心をゆっくりと満たしていった。







END




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