新入社員歓迎会-10
脇から胸を揉んでいた中森の手が、もうなんの遠慮もなくニットの下へもぐりこんできた。
汗でねばついた中森の手の平があいりの肌に直接密着し、乳房を変形するほど強く揉まれて鋭い痛みが走る。
それと同時に指先でぐにゃりと潰すように押された乳首から、痺れるような甘い電流が全身に流れた。
股間では、川瀬の手がずっとクリトリスの辺りを焦らすようにまさぐり続け、中森の指が濡れた割れ目を掻き分けてついに中に侵入しようとしていた。
「あっ……ああっ……」
あいりの喘ぎ声は、もう三田村の席にまではっきりと聞こえている。
「…あ…あいりちゃん……」
はじめは単なる「かわいい同僚」というだけだったはずの藤本あいり。
しかしいつしかその存在が、三田村の中でどんどん大きくなり、気付けばここ数日は毎晩のようにベッドの中であいりの恥態を妄想しては自慰に耽るようになってしまっていた。
いつも思い描いている、何人もの男たちに凌辱されるあいりの姿。
そして今まさにその妄想通りの光景が目の前で展開されている。
「あっ…あああああっ!……」
その時、あいりの喘ぎ声がひときわ高くなり、表情が急激に苦悶に歪んだ。
中森の指があいりの中に侵入したのだということが、離れている三田村にもはっきりとわかった。
薄暗いスカートの中に差し入れられた中森の手がゆっくりとピストン運動を始める。
反対側からは川瀬がおそらくクリトリスであろうと思われる部分に小刻みな刺激を与えているのが見て取れた。
あいりはもう抵抗していなかった。
そればかりか軽く腰をひくつかせながら喘ぎ声さえあげている。
『……ほんまに……感じてんのんか…そんなふうにされて…』
三田村は胸を掻きむしられるような思いでどんどん妖艶に変わっていくあいりを見つめていた。
中森や川瀬になぶられてそんなふうになるならば、自分だってあいりを凌辱してもいいのではないかという理不尽な欲望が湧きあがってくる。
今すぐにあいりをあのソファーの上に組み敷いて、このいきり立つ肉棒で激しく中を掻き回したい―――。
悪魔のような欲望が三田村の頭を支配していた。
『……あかん……俺………』
自分の中に潜んでいる薄汚れた淫魔が、確実に目覚めようとしているのがわかる。
藤本あいりに出会わなければ決して見ることのなかった心の闇。
それが今、三田村の中で確実に成長していくような気がした。
「はああっ……いやっ……ああっ……」
喘ぎ声はパーティールーム中に響き渡るほど大きくなっている。
もはやあいりは羞恥心さえ忘れて、与えられる快楽にただただ没頭していた。
中森の指は二本、三本と数を増やしながらあいりの中を拡げるようにうねうねと肉襞を掻き回してくる。
むずむずとした不快感と、波のように中から打ち寄せる快感。
そして、その全てを見透かし、あいりの身体を確実に少しずつ絶頂へと導いていく川瀬の指先。
クリトリスの一部をずっと軽く擦られているだけなのに、その僅かな刺激に肉体全体が恐ろしいくらいコントロールされていく。
「……藤本……みんなお前を見て興奮してるぞ……」
川瀬の一言であいりの感度がさらにぐっと高まった。