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デパガあいり
【レイプ 官能小説】

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新入社員歓迎会-11

こんな自分を見て三田村も興奮しているのだろうか―――。

恥ずかしいはずなのに……。身体はどんどん高ぶってしまう。

溢れ出した淫液が、スカートに大きな染みを作っているのが自分でもわかった。

「……ああ……藤本くん……すごいよ……」


中森がうっとりした声をもらし、指の動きが急激に激しくなった。

あいりの腰を押さえつけるように強く抱きかかえ、三本の指を付け根まで深く挿入しては奥のほうを掻き回す。

クリトリスを刺激していた川瀬の指も、すっかり腫れあがったその肉芽にとどめを刺すように、手の平全体を使ってその部分を揉み始めた。

グチュグチュといういやらしい音が周りの男たちにもはっきり聞こえている。

「……あっ……はあっ……あっ……あああっ……!」

あいりの身体が大きくのけ反り、腰が悩ましげに痙攣しはじめた。

二人の中年男が熟達した性技を駆使して一気にあいりを快感の高みに追い詰めていく。


「……ああっ……いやあっ……も……だ…め…あ……ああっ……いや……あああっ……!」


か細い悲鳴とともにあいりは絶頂を迎えた。






三田村は急激な吐き気を覚え、激しくふらつく足でトイレに立った。


気付かないうちにずいぶん飲んでしまったらしく、真っ直ぐ歩くことすらできない。


狭い個室で酒ばかりの吐瀉物を吐き出し、三田村はトイレの壁にもたれかかった。


アルコールによる不快感と頭痛が襲い掛かってくる。
視界がぼやけて倒れそうになり、慌てて目を閉じた。



卑猥な光景が脳裏にぼんやりと蘇る。


ひどい酔いのせいで、それが現実なのか自分の妄想なのかもわからなくなっていた。



「……あいりちゃん……」


三田村はいつしか壁に手をついてファスナーを下ろし、剛直した己のペニスを激しくしごきたてていた。


興奮で十分すぎるほど硬くなっていたソレは、雑なマスターベーションであっけなく達し、トイレの壁を汚した。


「……あっ…あぁっ……」


激しい自己嫌悪感、そして意味のわからない怒りと敗北感が三田村の胸の中にじわりと広がった。






ふらつく足で席に戻りながら、三田村は慶子のことを考えていた。



もし慶子があんな目にあっていたら自分はどうするのだろう。


―――恐らく慶子だったら、自分はなりふり構わず助けると思う。


それならなぜあいりを助けなくていいと思ったのだろう―――。


慶子とあいりの一体どこが違うというのだ。


慶子を守りたいと思うのは単なる彼氏としての義務感かもしれない――そんな気がしていた。

それならば藤本あいりが自分の彼女だったら、果たして自分は彼女を助けることが出来るだろうか。




同じように、美しくひたむきに咲く二つの花。


一方の花はたまたま悪意のある人物に踏み付けられ、汚されてしまっただけなのだ。

だが一度踏まれてしまった花は、次も、またその次も気安く踏まれるようになる。

「どうせ汚れた花だから……もう一度ぐらい汚れても大丈夫だろう」………と。


本当は踏まれた花こそ慈しみ守ってやらなければならないはずなのに。


考えるほどに意識が混濁して、三田村は机の上にぐったりと倒れ伏した。


ソファー席のほうをちらりと見ると、中森が馴れ馴れしくあいりを抱き寄せているのが見えた。


抵抗出来ないほどぐったりしているあいりは、泥だらけになって萎れてしまった花そのもののように見えた。




END


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