募る思い-3
日増しに妄想を膨らませながらも、実際にはきっかけもなく何も起きる事はなかった。ヤリたいけどヤレない現実、しかも見る度にムラムラさせられる健太郎は雅江に対する思いを何かしらで発散しないと頭がおかしくなりそうだった。
(事務服…)
いつもあのカラダに纏っている事務服。いい香りが染み付いているであろう。健太郎は雅江の事務服に興味を持つ。
今日、外回りから帰りが遅くなった。会社には誰もいない。健太郎の欲望は収まりつかなくなっていた。
男女更衣室にはどちらも17時の終業時間には施錠されてしまう。入るには社員証ICカードを通して入らなくてはならない。男性社員のICカードでは男子更衣室しか開かないようになっている。女子は女子更衣室のみだ。しかし予備のICカードの存在を健太郎は知っていた。事務長の机の中にそれはある。
誰もいない事務所に入り、ドキドキしながらそのICカードを手にした健太郎。
(やべぇ…ドキドキしきた…。)
考えただけでも股間が膨らんで来た。健太郎は女子更衣室の施錠を解除した。ドアノブを握る手は震えていた。ゆっくりとドアを開け中に入り電気をつける。
「た、たまんねぇな、女子更衣室…。」
様々な香水が漂い思わずニヤける。それだけでもオカズになりそうだった。
「えっと…広野…、ここか!」
秘密の扉を見つけた。雅江のロッカーは並びのほぼ中央にあった。
「雅江のロッカー…」
健太郎の妄想の中では、すでに雅江は飼い慣らした女になっている。