猫蜘蛛?蜘蛛猫??-8
クチュ…。
「うっ!はっ!俊樹さまっ!」
着物を裾を乱し、白い腿を剥き出しにして。
ピクッと跳ねるようなお菊ちゃん。
クチュ…クチュ。
夢中で指先を動かす僕。
凄い。
お菊ちゃんの……すっごく熱くなって。
グッチョグチョに濡れてる。
「あっあぁぁ…あっ…俊樹さまっ…俊樹さま」
お菊ちゃんも。
僕にしがみついたまま。
僕の指先の動きに合わせて腰をモゾつかせてる。
見え隠れする白い腿がちょーエロい。
指入れちゃお。
僕だって。
ムラムラが止まんない。
お菊ちゃんをもっと感じさせたくて。
お菊ちゃんの熱い肉襞の間に指先をゆっくり…。
クチュ…ヌチャ。
「あはぁぁぁっ!」
大きく仰け反るお菊ちゃん。
カァカァカァ!!
なんかカラスが騒いでるけど。
今はそれどころじゃないよね。
って、夢中で指を動かして始める僕。
すると。
ツンツン…ツンツン。
「わっ!!」
肩をツンツンされて心臓バクバクの僕。
慌てて振り向くと。
トゲのような毛の生えた黒い枝みたいな脚。
なんだ…猫蜘蛛か。
邪魔しないでよ…いいトコなんだから。
お菊ちゃんとの行為に没頭し直そうとしたけど…。
えぇぇ!?猫蜘蛛!?
やっとビックリの僕。
もう一度、振り返ると。
「へえっ!?」
犬くらいの大きさの黒い蜘蛛。
けど顔は悪そうな感じの猫。
まさに猫蜘蛛…いや蜘蛛猫?
それがいっぱいいるぞ!
ウジャウジャいるぞ!!
どっから出てきたんだ?
ってか!気持ち悪いぞ!さすがに!!
ってか!なんだ!こりゃ!
「わっ!わ!わぁぁぁぁっ!」
大口開けて、両目を見開いてパニックの僕。
フ――――ッ。
フ――――――ッ。
あきらかに威嚇してくる猫蜘蛛?
お菊ちゃんも。
「な…なにやつ!!」
慌てて両手で着物の裾を直してる。
顔真っ赤にして。
そのお菊ちゃんにしがみつくよーに。
ベンチに上る僕。
「あ!あれは!?」
「使い魔の一種です!」
お菊ちゃんも気持ちが悪いのかなベンチに上がってくる。
そして…。
「おのれ!使い魔!せっかくのいいところを!許しませんぬ!!」
わっ!鬼の形相だ…お菊ちゃん。
てか…『いいところ』って。
ついニヤケてきちゃう僕。
なんだろ…気分も落ち着いたぞ。
「俊樹さま!さっさと片付けてしまいましょう…そして」
いつの間にやら薙刀を取り構えるお菊ちゃん。
遠慮は無用って事かな。
ってか。
「そして?なあに?」
僕も両の拳に力を込めながらお菊ちゃんに笑いかけちゃう。
「そ…その…つ…続きを…」
顔を真っ赤にしてハニかむお菊ちゃん。
あははは。
可愛い。
おし!お菊ちゃんと僕なら大丈夫だ。
いくぞ!猫蜘蛛?