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冥界ハンターズ/愛しのお菊ちゃん2
【ファンタジー 官能小説】

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猫蜘蛛?蜘蛛猫??-10

その時。
「もう!油断しないの!」
僕の背中で弾け飛ぶ猫蜘蛛。

あっ!
ちょっと離れたトコに貞ちゃんだ。
木元コスプレのまま…気に入ったのかな?

その横にはボォスゥ!
大澤絵〇子コスプレの鵬蓮さんが。
「あと少し!一気にいくわよ!」
わっ…性格もボスになってる。
しかも拳銃!?
拳銃のような物を構えて猫蜘蛛をパンパン撃ってる。

こーなりゃ、残りの猫蜘蛛だって目じゃない。

「でりゃー!」

「とおー!」
ハッスルしまくる僕。

「もう!『人の恋路を邪魔する奴は菊に斬られて!死んでしまえ!』です」
わぁ…凄い。
斬りまくりだ。
お菊ちゃん…エッチの邪魔されて、すんごく怒ってるな。

「もー気持ち悪いなぁ!蜘蛛は嫌いなの!」
離れた所から次から次に猫蜘蛛を吹き飛ばしてゆく貞ちゃん。

しかし貞ちゃんてば…蜘蛛が嫌いなんて。
戦いながらも口許が弛んじゃう僕。

そして。
「あら?ざーんねん、もう終わり?」
残りわずかな猫蜘蛛を片付けてくすっかりボスの鵬蓮さん。


シ―――ン。
やっと片付いた。

「大丈夫?二人とも」
そう言って笑うボスの元に集う僕とお菊ちゃん。

貞ちゃんは消える前の猫蜘蛛の斬りカスを気持ち悪そうに避けながら近づいてくる。

「ありがと…貞ちゃん!ボス!」
僕はニコニコ。

「か…かたじけのうございます」
お菊ちゃんも顔を真っ赤にしてペコリと頭を下げてる。
ってか…モジモジしてる。

そんなお菊ちゃんの様子に。
おそろしく勘のいい鵬蓮さん。
直ぐにピンと来たのかな。
「じゃあ私たちは取り敢えず先に戻るから…行くわよ木元!」
鵬蓮さんはボスのまま。
木元こと貞ちゃんを連れて戻って行っちゃった。



夕暮れに染まり始めた公園でね。

「お菊ちゃん」

「俊樹さま」

ベンチの前に立ったまま見つめ合う僕とお菊ちゃん。

「つ…続きを…」
不意に瞳を伏せるお菊ちゃん。

「うん」
僕はその顔を両手で優しく包むと。

チュ…チュッ。

優しく、けどエッチにお菊ちゃんの唇を貪っちゃう。


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