第1章 秘密-5
(ハァ、ハァ……なんだ、この奥さん、大人しそうな顔して、すげぇエロイじゃねえか)
和夫は、花柄のワンピを肌蹴させ、両足をM字に開脚してピンクのショーツを晒している若妻の姿を画面越しに見ながら興奮をしていた。
本当にMッ気があるのか、スケベな要求に従順なのがまた堪らない。
「じゃあ、パンツの上から奥さんの大事な所を指で触ってごらん」
由紀が股間に手を伸ばして触り始めた。
「中指だけで、割れ目にそって、ゆ〜くりだよ」
指輪の光る左手がショーツの上で動き、中指がショーツの真ん中をなぞる。
「そうそう、下から上に……やらしいよ、奥さん。真っ昼間のオナニー……たまんないだろう?」
画面の向こうの由紀は、下着に浮き出た溝を弄りながら悶えていた。
(しかし、いくらあちこち感じるとからって、女のオナニー姿はエロイよな〜)
和夫が思っていると、いつのまにか手の動きが止まり、中指が割れ目の上端の一点で小さな円運動を繰り返していた。
「あれ〜、奥さん、勝手にどこ触ってんの?ねえ〜」
「あぁん……あぁん……」
「ほら〜どこ触ってんの?言ってごらん」
「あぁ……クリトリス……です」
言いながら、さらに興奮してきたのか、由紀の腰が指の動きに合わせてくねり始めている。
清楚な若妻の予想外の痴態に、今日は本当にラッキーだぜ、などと思っている和夫であった……。
「奥さん、パンツの中はどうなってるの〜?」
男の口調がますます厭らしくなってきた。
「ほら〜中に手を入れて、どうなってるのか言ってごらん」
夫なら絶対に言わないことを言われ、むしろ夫以外の男に言われるからなのか、由紀は昂ぶっていた。
「はい……」
由紀は、返事をすると、ショーツの中に手を入れる。
指先が秘部に触れた瞬間、中から淫液が溢れてきて、あっという間に指先を濡らし、ショーツの中に滴り落ちてきた。こんなになっているとは思ってもいなかったため、恥ずかしさのあまり中に手を入れたまま、両膝を閉じてしまう。
「ほらほら、奥さん、隠しちゃダメだよ。どうなってるのか、ちゃんと言ってごらん」
「はぁ……はぁ……はい……」
再び、ゆっくりと膝を広げる。
「……濡れてます……」
「へへっ。昼間から旦那以外の男に虐められてマンコ濡て、ドスケベだね」
「いやぁ……言わないでください……」
「そんなこと言って、本当は言われて興奮しちゃって、マンコぐしょぐしょにしてるんでしょ?」
「いじわる……」
しかし、ショーツの中の指がひとりでに動いてしまう。
ショーツの中は男の言う通りぐしょぐしょで、指を動かすとクチュ、クチュと恥ずかしい音まで立てていた……。