ディルドウ-2
「うわあ!ねえちゃん、ダメだよ!イっちゃう!!!」
「うふふ、やっぱりね!?」
その瞬間に真雪の体がスッと離れていった。
「問題はそこなのよ。フェラチオのような直接的な刺激に慣れることも必要だけ
ど、女性自身に慣れないと意味がないの。だから今日は、女性というものをゆっ
くりと教えてあげる。」
「ねえちゃん・・・・」
「どう、真雪が相手じゃいや?」
「そ、そんなことない。絶対にないよ!」
「真雪が好き?」
「好きと言うより・・・ねえちゃんは、俺の全てだ・・・」
「まあ!」
琢也にとって真雪は特別な存在だった。真雪こそが理想の女性であり、真雪に似
ていることが美しい女性の条件だった。そして、気になる女性が現れたとしても、
それは、真雪に声が似ている、話し方が似ている、仕草が似ているなど、その女
性を通して真雪を見ているだけだった。琢也にとって真雪は神そのものだった。
「いいわ。琢ちゃんを立派な男にしてあげる。始めるわよ!」
言い終わると真雪は琢也の下着を脱がせ、ベッドから滑り降りた。
「琢ちゃん。目を離さないで真雪をしっかりと見詰めているのよ!」
真雪がタンクトップの裾に手を掛け、ゆっくりと捲り上げていく。その姿を琢也
が息を飲んで見詰めている。更にタンクトップが捲り上り、真雪の真っ白な乳房
がブルンと大きく揺れながら姿を現した。
「ううう!」
琢也が股間を押さえて蹲る。初めて見る真雪の乳房は、想像を遥かに凌ぐ美しさ
だった。そのスレンダーな体から想像も出来ないほど豊かなその胸は、少しも型
崩れすることなく、先端の乳頭はツンと上を向いてそそり立っている。
憧れ続けた姉が今、目の前で衣服を脱ぎ、その素肌を曝そうとしているのだ。
心臓が狂ったように暴れ出し、恐ろしい勢いで琢也の股間へと血液を送り込んで
いた。
「琢ちゃん、まだよ。お楽しみはこれからよ!」
真雪は、長い髪を揺らしながらタンクトップを体から抜き取ると、豊かなその胸
を持ち上げ、自らの舌を伸ばして乳頭を舐めてみせた。
「う、うわあ!」
激しい射精感が突き上げ、琢也が無言の悲鳴を上げる。女性の裸ならAVやグラ
ビアで何度も目にし、珍しいものではなかった。しかし琢也にとって、真雪は他
の女性とは異なる神聖な存在だった。その真雪の素肌を目の当たりにして、琢也
の体は完全に制御を失っていた。
もだえる琢也を見詰めたまま、真雪はショートパンツを長い脚からするりと抜き
取った。そこには、薄いショーツ1枚だけを身に纏った女神が立っていた。