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ひなのの1週間
【調教 官能小説】

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ひなのの一週間:土曜日は不思議なメールに誘われて-1

・・・ お昼の休み時間に、携帯電話に見知らぬアドレスからメールが届いていた。指定されたコンビニに行くと、数人の少年に取り囲まれ、少年達のマンションに誘われた。全裸にされたひなのは、少年たちの若く逞しい、はじける肉体に奉げられた。ひなのは、その日のことは妄想のようにしか思い出すことができない、しかし肉体の一部は、その感覚をDNAの情報内にしっかり書き込んでいた。・・・


土曜日の午前中の授業が終わり、ひなのは帰り支度をしていた。
携帯電話を見ると、見知らぬアドレスからメールが届いているのに気がついた。
午前中の授業の先生の印象や、ひなのが立ち寄るコンビニのことが書かれていた。
だれか知っている人なのか。
コンビニの店と時間が眼に映り、直ぐに記憶された。

土曜日という開放感からか、ひなのは恐怖感も無く、誘われるようにコンビニに足を向けた。
店はがらんとして、一人の背の高い少年が背を向けて雑誌を呼んでいるだけだった。
ひなのは、黙って見知らぬ少年の後ろに立った。
肩幅の広い、がっちりした体格で、腰は鍛えられ、引き締まっていた。

少年は突然、振り向き、
「ひなのちゃん、来てくれたね」
ひなのの眼を真正面から見つめながら、はじけるような笑顔で、話かけた。
まだ、中学生のような幼い顔つきだった。
少年は、読みかけの雑誌を棚に戻し、頭を軽く振って無言のまま、店を出ようと促した。

店を出た少年のすぐ後を、ひなのは追いかけるように歩いていた。
ひなのの左右と後ろに、それほど背の高くない3人の少年がいることに気がついた。
ひなのを含めた5人は、ひなのを中心にした南十字星に似た形で歩いていた。
ひなのが前の少年に近づくと、3人の少年もひなのに近づき、ひなのが遠ざかると、3人の少年もひなのから遠ざかった。
ひなのがどのように歩いても、南十字星の形が崩されることはなかった。
周囲の誰も、この5人がグループで、目的地に向かって歩んでいることに気づくことは無かった。

数分歩くと、少年は大きなマンションの入り口に向かった。
近辺でも最も高価な、高層マンションだ。
自動ドアとセキュリティードアを抜けると、広々としたエレベータホールがあった。
他のエレベータとは違う、装飾されたドアのエレベータに5人は乗り込んだ。
最上階の特別フロアに向かうエレベーターだ。
広いエレベータの中で、小さな3人の少年は6本の腕を組んでゆりかごを作った。
ひなのは、その中にすっぽり抱きかかえられ、宙に支えられた。
子供のころの、母親の腕の中の感触を思い出していた。
少年たちは、ひなのを見つめながら笑っていた。
エレベーターのドアが開くと、最上階のワンフロアーの住居だった。

真正面の広い居間には、豪華な絨毯ときらきら輝くシャンデリアがまぶしかった。
大きな1枚ガラスの向こうには、町並みと山が綺麗に見えていた。
ひなのは、3人に抱えられながら大きな少年の後から、居間の中央に連れてこられた。
後ろ向きの少年が、ひなのに向き直ると、ひなのは毛足の長いペルシャ絨毯の上に下ろされた。


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