SM地獄(1)-7
由紀恵は、ただ黙ってこの光景を見つめているので精一杯だった。
(これは何なの・・この家の家族ってなに?)
その時、(バシッ!)という乾いた音がしたかと思うと、喜美子が崩れた。
「あぅぅ、い、痛い!」
「馬鹿野郎、その口じゃないだろう、下の口だ!」
床に崩れていた喜美子は、起きあがれなかった。
それを見ていた由紀恵は思わず裸の喜美子に駆け寄り、彼女を庇う。
「あまりです!裕次様、お母様を・・」
「出しゃばらないでくれ、いやなら帰ってもいいんだよ、由紀恵さん」
裕次は由紀恵のその言葉を予期していたように、
試すように冷ややかに言ったが、その眼は怖ろしく冷たかった。
そう言われて、由紀恵は我に返り思い直した。
(いけない!これはこの家の決まりなのね、どんなに破廉恥でも
私が口を挟む事ではない、この家の(掟)なの、私が入り込めない重い扉・・
私は決心したんだわ、それは私の家の為、私の家族の為・・
お金の為、もう私は今更、戻れないの・・)
瞬時に様々なことが由紀恵の頭の中で駆けめぐった。
「いえ、すみません・・裕次様、でしゃばってしまいました、申し訳ありません」
その時、喜美子は力なく身体を起こし、由紀恵に言った。
「いいのです、由紀恵さん、これがこの家の決まり事ですから」
涙ながらに微笑み返す喜美子に、由紀恵はただ頷くだけだった。
喜美子の目には涙が滲んでいて泣いているようだった。
(私の血の中に喜美子さんのように、そういうものが有るのかもしれない)
由紀恵は何故かそう感じていた。
「裕次さん、ごめんなさい・・お願いします」
そう言うと喜美子は四つん這いのまま、尻を裕次に向けた。
「そうだ、初めからそうすればいいのさ」
まるで何もなかったように、裕次は冷ややかに言うと、
喜美子の前に腰を降ろし、彼女の尻を抱え込むと割れた膣の中に指を入れた。
「濡れていないな、母さん、少し我慢して貰おうか」
「えっ?は、はい・・」
美しい喜美子の顔が歪む。
裕次は身を起こして皿の上のマヨネーズを指ですくい、
それを喜美子の膣の周りと中にねっとりと付け、
その中に太いソーセージを掴むとグイグイと押し込んだ。
「ひゃぁぁ、そんな、許して・・・!」
喜美子は、獣のような声を出し叫び、身体を震わせたが、
裕次に尻を抱え込まれ身動きできない。