Purple ecstasy-25
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―――というわけで、船のルールに従い、ラグナも細かいブレスレットも含めた全ての服を脱ぐことになった。
意外に空間のあるデッキの上に用意されたデッキチェアに座り、円卓の上に並べられた料理に舌鼓をうつラグナ。
―――カチャ・・・カチャ
円卓の上に用意された皿の上の料理にナイフとフォークを使って手際よく口に運ぶ。
料理といっても冷蔵庫に保管されていた保存食で、 少量の肉と野菜、数枚のパンといった簡単なものだったが、
昼食を抜いていたラグナにとって見れば、これだけでも十分に空腹の腹を満たしてくれる。
波はより静かで落ち着いたものになっており、デッキに座っていても揺れをほとんど感じない。
全身裸ということもあって時折ヨットに吹いてくる潮風が妙に刺激的で潮の香りが濃いように感じられた。
降り注ぐ日の光がラグナの肌を暖め、海の上にいるため冷えてしまいがちな身体を温めてくれている。
―――ヒタ、ヒタ、ヒタ・・・・・
「どう?料理は美味しかったかしら?」
背後から素足で近づく足音と、ルールーの問いかけにラグナは何気に後ろを振り向く。
ここで彼の瞳は再び固まることになる。
そこには、昨晩の情事の最中には暗闇のせいで分からなかった、ルールーの見事な“白い肢体"があった。
“自分自身のルール"に従ったせいか、
彼女もまた水着・服・サンダル、装飾品を取り払い、アップしていた黒髪も垂らしてしまっている。
彼女が歩く度に両乳房がユラユラと揺れ、先端にある赤い乳首は既にぷっくらと上に立ち上がっている。
下腹部で揺れる黒い茂みを間近にした時、昨晩ラグナの肉棒を飲み込んだ“薔薇"が隠れていると想像してしまい、そこに視線が釘付けになってしまう。
―――ゆっくりと近づいてくるルールーにラグナは座ったまま思わず感嘆の呻き声を上げていた。
「昨日入り江で見た水着姿も極上だったが、
こうして日のあたる場所で見る君の身体はそれ以上だ・・・」
「フフ・・・・」
彼の感想にルールーは嬉しそうに微笑み、顔を傾けるや座っているラグナと唇を重ねた。
そして唇をゆっくり離すと、おもむろに両膝をその場につき、
食事を終えたばかりのラグナの下腹部に両手を伸ばす。