逆襲の麗美-3
「サッサと出てきなさいよ!」
「て!てめー!」
予期せぬ来訪者にアングリとするアタシ。
玄関の前では麗美のヤツが仁王立ちしてやがった。
仕方ねーから自分の部屋に麗美をあげたアタシ。
「ふ〜ん!割りと片付いてるじゃない」
早くも毒を小出しにしながら部屋の中を見渡す麗美。
「あんのよーだよ!」
意外とも取れる麗美の突然の訪問に、やや度肝も抜かれつつも自分を取り戻そーとするアタシ。
ドカッとベットに座ると胡座をかく。
「あんたに聞きたい事があって来たのよ!」
麗美のヤツ…ずーずーしくアタシのベットに座りやがった。
まー敵陣に単身飛び込んでくる勇気に免じて、許してやるぜ。
「何をだよ!?」
丁々発止のアタシ。
「あんた…刈野くんと本当に付き合ってんの?」
おお!えれーこぇー目に睨んでくる麗美のヤツ。
そーいう事かぁ。
ざまあー見ろだせ。
「ああ…付き合ってんぜ!もう肉体関係だぜ!」
多少、フカシを入れて麗美のヤツを煽ってやるぜ。
「どーいうつもりよ!」
わっ!麗美のヤツ…すげー形相だ。
コイツ、そんなカリ太ちんぽが好きなのか!?
「しょーがねーじゃねえか!カリぶ…刈野はアタシにもう夢中なんだから!!」
ちょっと麗美の迫力に押され気味のアタシ。
「あんたはどーなのよ?」
「へ!?アタシか?」
なんでアタシの気持ちなんか聞いてくんだ?
「あんたは刈野くんと私のどっちが好きなのよ!」
へっ??コイツ何、言ってんだ?
オメーを好きなのか?ってどーいう事だ?
「はぃ??」
麗美のヤツが何が言いてーのかイマイチ判んねーで目がテンのアタシ。
わっ!!
そんなアタシを麗美のヤツが押し倒して来やがった!
てっ!てめー!やるかぁ!…って思ったけど。
麗美のヤツ、馬乗りになってジッとアタシを見下ろしてやがる。
「私の気持ちはどーなるのよ!!」
ってまた、よく判らねー事を…。
「はぁ?」
…って言った瞬間。
「んっ!なっ!」
麗美のヤツの唇がアタシの唇に重なってきやがった!
なんだ!?何の真似だ!?
そー思いながらも突然の事に為すがままのアタシ。
チュッ…チュウ…チュッ――。
そんなアタシの唇を吸い、ベロまで絡めてくる麗美。
やべ…本気のチュウだ。
麗美はそっちの気があったのか!?
そー思いながらも麗美にいーよーにされちまうアタシ。
麗美のチュウは益々激しくエロくなり。
アタシも脳天が痺れてきやがった。