〈美味なる者〉-27
(やめ…て……もう嫌……もう嫌だあ……!!)
怒り狂う肉棒が膣壁を擦り、握り拳のような亀頭が子宮口もろとも臓物を殴りつける……異物を排出しようとする本能を押さえ付ける気力も、ギリギリと門を閉ざす肛門の筋力も、もはや限界を超えようとしていた。
『で…出た出たあ!!』
「!!!!」
オヤジの歓喜の声に、紗季は自分の“現実”に気がついた。そしてそれは、もう取り返しのつかない事態の始まりだと、痛烈に思い知らされる事となる……。
「お"ぐぅ"ぅ"ぅ"ぅ"!!!」
正気を失ったような瞳を露わにし、紗季は何度目かの絶望の悲鳴をあげた……幼器はオヤジの肉棒をしっかりと握り、肛門はオヤジ達に施された〈悪戯〉を、惜し気もなく披露してみせた。
そこには、変質者に翻弄されるがままの、悲哀の主人公の姿があった。
『おお〜!びゅ〜びゅ〜出てくるぞ!!』
『これは凄い！噴水みたいですな!!』
耐えに耐えた屈辱の排泄。それは心とは裏腹に腹圧を高めただけに終始し、けたたましい音を発てて噴射を披露する事となった。
『まだ腹の中に溜まってるだろ？出せ!全部出せ!!』
「がッ!!んぐッ!!ぶぷ!!」
肉棒の膣壁の殴打にあわせ、紗季の肛門からは生卵が射出された。
オヤジ達の言葉のとおり、滑りの良い粘体の生卵は、ヌルヌルと肛門をすり抜けて飛び出して放物線を描いて噴射され、布団はおろか部屋の壁までにも飛散して床を汚していった。
そして屈辱の中で、幼器の割れ目からも、恥辱が溢れ出た……。
『見ろよ、糞だけじゃなくて小便までしてるぞ!!』
「〜〜ッ!!!」
肛門の陥落にあわせるように、幼器も黄ばんだ液体をぶち撒け、自らを貶めた。自分と繋がるオヤジの下腹部を濡らし、周囲に黄色の海を作り上げ、異臭を辺りに撒き散らす。
生理現象と呼ぶにはあまりに破廉恥な姿は、オヤジ達の笑いを誘った。
『へへへ……もっといろんなアングルから撮りたいなあ』
「ぐぐぐぐッ!!!」
気が狂いそうな恥辱と引き換えに手にした腹部の開放感は、またも変質的な遊戯に殺され、異物の粘体に満たされて排泄の苦痛に襲われた。