〈美味なる者〉-25
『ほぅ……全部飲み込んだか』
「ぐぐぐ……んぐ……」
紗季の顔は早くも苦痛に歪み、固く閉ざされた目尻から涙が零れていた。
ほんの数時間前まで、紗季はいつもと変わらぬ生活を送っていた。
勉強と仕事に悩み、友人との会話を楽しむ生活。
両親の不在の週末には、一人で食事をし、体型維持の為の腹筋や背筋のトレーニングに勤しむ。
今日のこの惨劇を、予想など出来ようはずがない。
侵入したオヤジ達に身体を縛られ、部屋を荒らされ、貞操を奪われる屈辱。
体毛も剃り落とされ、あまつさえ浣腸という変態極まる施しまでも強制させられている。
強烈な、後悔にも似た感情が沸き上がる。
何故、友人を家に呼ばなかったのか?
何故、不審人物の影に気付けなかったのか?
何をどう考えても、この悪夢は現実であり、紗季が元に戻れないくらいの、下品で変質的な遊戯で心と身体を蝕んでいく。
カメラが、オヤジ達の目が、紗季の悶え始めた姿を捉える。
直腸は体内には存在しない液体に警戒心を露わにし、一刻も早い体外への廃棄の指令を下す。
臀部は見る間に鳥肌が立ち、押し寄せる腹痛に呻き声が漏れる。
肛門までも他人事のように、排泄の腹痛に素直に従い、ヒクヒクと蠢いて更なる醜態を晒した。
『さあ、紗季ちゃんが糞を我慢してる間に、今度はこのおじさんが精子を入れてあげるよ……』
「んぐ……がぁ"ぁ"ぁ"ッ!!!」
別のオヤジが紗季の股間の前に座ると、そのまま紗季の少し括れた腰を掴み、一気に肉棒を幼器へと突き立てた。
そこには、少女の幼器への労りなど微塵もない。
『おぉ!?これは締まり具合がイイな……』
「ぐふッ!!…う"ぅ"ッ!!ん"う"ぅ"!!!」
欲望に任せた腰使いはあまりにも激しく、ベッドどころか部屋全体がギシギシと軋み、紗季は激痛にのけ反ったまま硬直し、幼器から鮮血と先程の精液を溢れ出させた。
『生卵はね、ヌメリが強いから、ちょっとでも出たら最後まで止まらないよ……カメラの前で、ブリブリしちゃうかなあ?フヒヒヒ……』
「ん"ん"ん"ん"ん"!!!」
オヤジは下半身を結合したまま紗季の両足首を掴み、そのまま体重を掛けるようにベッドへと押し込んだ。紗季の尻は高く持ち上がり、性器同士の結合部と、必死に排泄に耐える肛門が丸出しになった。