第一章 裏切りの朝-4
「マンコ、見せて」
産まれたままのそこを隠す、頼りない最後の砦。
指輪を嵌めた手に僕はキスをし舌を絡ませた。
「ダメよこんなの・・全部見えちゃう・・」
「見てあげるよ僕が。全部愛してあげる」
耳まで赤くした、その視線を外へ向けたまま、自分の女芯を覆った両手の指を、恐る恐る開き、解いていく。
銀色の指輪を食い込ませた、太く短い指が解けて、包み隠した中のものを露呈させる。
豊潤な薫りが来る。叔父さんのだけが入るって決まってある、叔母のそこ。
「すごい・・いやらしい」
僕はその全部に唇を着け、舌を這わせた。
叔母は深く眉根を顰め、それまでに聞いたこともないような女の声を上げて、僕の名前を呼んだ。
テニスをしようということになって、避暑地のホテルを予約した。
僕と母と、叔母と叔父。
全員が共通した一つの趣味。とはいえ、僕は彼女らに合わせてるだけ。
根っから帰宅部の僕に運動センスはない。
着くなりコートに降りて行って、ペアを交互に代えながらダブルスで汗を流した。
学生時代からやってる叔父が一番うまく、僕らに対してあきらかに加減をしてて、遊び人の母が次いで二番。
僕と利江が三番手を競い合った。
ホテルは二部屋とってあって、必然的に叔父と叔母、僕と母という組み合わせになる。
僕と母が肉体関係を持ってるなんて、叔父と叔母は勘ぐりもしないだろうから、まさかそのすぐ隣の部屋で、着くやいなやベッドで抱き合い、69で絡まってるなんて思いもしない。
汗をかいてようが何であろうが、僕らにはまったく関係ない。
母の穿いたスコートの中へ顔を埋め、濡れたショーツを剥ぎ取ってその全部へ舌を這わせる。
母は幸せそうに微笑んで、若く逞しい僕を飲み込み、甘い声を漏らす。
僕の上へ乗って僕をその、熱く蕩けた女の部分へ導いていく。
愉悦の表情。ベッドを軋ませ、腰をバウンドさせる母。
繋がる時はいつも母が上で、彼女は成長した僕の硬さと長さに満足そうな笑みを浮かべ、自ら乳房をまさぐって艶美な声を吐き零した。
彼女が喜んでくれることが、僕は何よりも嬉しかった。
夫のいない、母の淋しいカラダを慰めてあげられるのは僕しかいない。
僕は夢見心地で腰を揺らし、淫靡に艶めく母の姿に目を細める。
腰の辺りがふわりと浮いたようになって、深い渦が高く迫り上がって来ていた。
「ママ、ごめん・・オレ、もうイキそう・・」
母は幸福そうに表情を緩める。
「いいわ、コウちゃん、イキなさい!ママの中に、いっぱい出して!!」
左右から手で乳房を搾り上げて、バウンドを激しくさせる。
僕は母の下で腰を強く激しく揺する。
「ああっ!イキそう、ママ!ママ!ママ!!」
「あああっ!いいわ、イキさない!イキなさい!!・・コウちゃん、ママも、イイッ!イクッ、イクッ!コウちゃん、コウちゃん!!イイッ!!!」
激しい痙攣と咆哮。
僕はそうして母の中へ、大量のザーメンを破裂させた。