奥の奥まで…-2
「冷たい方が良かったかしら?」
私は義父にお茶をいれて、自分も立ったまま一口すすった。
暑い外から戻って渇いた喉に私は熱くて苦いお茶をすするのが好きなのだ。
「いいや、ありがとう。
ちょうど欲しいと思ってたとこなんだ。
」
夫も以前は釣りが好きで結婚前にも何度か連れて行ってもらった事がある。
この義父と初めて引き合わされたのも一緒に釣りに出かけた時だった。
そのあと、ここに連れ帰られて義母と一緒に天ぷらを作って食べたのが家族のそもそもの始まりだったのかも知れない。
「それより、どうだね。
久しぶりに…」
「あら、完成祝いですか?」
魚釣りは楽しかったけど、私はどうしてもあのエサに使う虫と仲良くできなくて、もうだいぶ付き合っていない。
夫のラジコンも何度かついて行った事があるけれど、玩具の車で競争するのを見ているのは正直なところもっと退屈だった。
この家では気が乗らなければ無理に付き合う必要はないというルールがあった。
義母は早くから支度をして歌留多の会に出かけて行った。
両親の部屋に入り込むと義父の使う布団だけがまだ敷かれたままだった。
義父より六つ離れていて五十を越えたところだけどまだ四十そこそこといった風にずいぶんと若く見える。
趣味が百人一首という素早い動作と判断力を要する事もあるだろうけど、この家で暮らしていれば女は年を取らないように私も思えてきた。
「どんな感じだね?最近は…」
「うん…相変わらずね。」
私は義父の布団を引っ張って直すと着ている物をすべて脱ぎ捨ててその中に潜り込んだ。
「やだ…少し歩いてきたから汗かいちゃった。」
その様子を後ろで眺めていた義父も遅ればせ衣装を脱ぐけれど誘ったはいいが思いのほか、あまり調子がすぐれないようだった。
私はまた起き上がると少し上向き加減でいる義父のペニスを手の中に包み、その赤い先端に舌を這わせる。
「純ちゃん気合い入ってるね。
こりゃ怖いなぁ…」
口の中に含んでくちゅくちゅしたり、持ち上げてタマタマを舐めたり吸ったりしてると大概は義父のお寝坊さんも起き上がるけれど、それでもすぐれない時にはお尻の穴の少し手前…
前立腺というところを指圧してやると大概起きてくるのだった。
人差し指と中指をそのポイントに添えて手と唇で扱きながらゆっくりと指圧して離す。
またゆっくりと指圧して離す。
義父との行為は調子がよくなければ本人も誘ったりはしない。
すぐれないので中断した事も何度かあった。
それよりむしろ、せっかく歓ばせてくれようとしたのに勃たなかったら義父がかわいそうで…
私も裸の姿のままで義父の腰に一生懸命顔を埋めている間に額と背中にうっすら汗が滲み、やがては顎をつたってポトリと乳首のすぐ後ろに落ちた。