EP.2「夏休みっていつ?」-7
(まったく、しょうがないなぁ。オナニーはね、見られてる方が興奮するんだぞ。それが分からないなんてまだまだ子供だな)
だが、俺の願いも虚しく姉ちゃんはベッドから降りて、更に近づいてくる。
あれ?何か、いいニオイがするぞ、おかしいな。
どうして・・・?
姉ちゃんは俺の目の前に座り、こちらを見据えている。
女の子座りしてるところなんて初めて見たぞ。実際はやらないだろうし、やったら多分笑ってしまうだろう。
(まだあんま興奮してないみたいだね、信之介)
そんな事は無い。夢の中なのに心臓が速すぎて、もうパンクしちまいそうだよ。
すると姉ちゃんはブラウスのリボンを外した。
い、一体これから何をしでかそうとしてるんだ。
(上着脱いだだけじゃ興奮しないか。信之介ってスケベだもんな、仕方ないか)
そしてブラウスの一番上にある、襟元のボタンを外した。
たったそれだけなのに俺の胸は突きあがる様に跳ねてしまう。
頼む、もうやめてくれないか。何期待してんだよーってデコピンしてくれ・・・
俺の願いをよそに、姉ちゃんは次々にブラウスのボタンを外していった。
そして全てを外し終わり、さっきのブレザーと同じ様にブラウスを脱いだ。
(見てみろ、ほら。逸らさずにちゃんとな)
姉ちゃんは水色のブラジャーを着けていた。
胸は最後に見た時と同じ大きさで、あまり大きくは無いけどそれなりにはある。
今も風呂上がりは全裸なのかな。以前は何とも思わなかったけど、今は凄く意識してしまいそうだった。
姉ちゃん・・・・姉ちゃんっ、もう、我慢出来ない!
(・・・・・・ふふっ)
自分のものを扱き始めた弟を見て、姉ちゃんは満足気に微笑んでいる。
そうしろよ、見ればいいよ、気が済むまでな。
姉ちゃんの肌って真っ白いんだな。全然意識した事はなかったから、改めて気付いた。
いくら扱いてもいけない。気持ち良過ぎて今にも発射してしまいそうなんだけど、あと一歩というところで先に行けなかった。
(・・・・いきたい?)
ど、どこにだよ。はっきり言ってくれなくちゃ分からない。
(分かってるくせに、意味。まだそうやって強がるんだ)
姉ちゃんは更に近付いてきて、今度はスカートも脱いでしまった。
細い太ももを覗かせながら、俺に顔を突き出してくる。
(あっ、あれ?いま、暖かい風が・・・ウソ、どうして)
気のせいかと思ったけど姉ちゃんの鼻から出る呼吸が、俺の口元を撫でていた。
これだけ近づけばそうなるのは当たり前だけど、ここは現実じゃないんだぞ。
もう、分からない。そういう判断や区別すら出来なくなっちゃったのか?
やめろ姉ちゃん、もう俺を惑わすな。そうやって、笑うのはやめてほしい。