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みどり
【姉弟相姦 官能小説】

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EP.1「ここ」-7

「ふぁぁぁ〜あ・・・」

体を伸ばすと肩や肩甲骨に痛みを感じた。
そりゃあ、肩もこるよな。腕を回してみるとゴリゴリ鳴った。

皆もこうなんだろうな、きっと。
この寮には全学年合わせて30人以上いるけど、ラウンジにいるのは俺だけだ。
時計を見たら六時半で、もう平日は起きてる時刻だった。でも休みならしょうがないか。
2年生や3年生は慣れてるから早起きかな、と思ったけど、まだ寝てるのかな。
それとも、わざわざラウンジには降りてこないのだろうか。

(2年生・・・か)

そういや、姉ちゃんは俺のひとつ上だから高2なんだな。
今頃どうしてるんだろう。見送りにも来なかったけど、ちゃんと真面目に勉強してるかな?


急に姉ちゃんに電話したくなって、部屋に携帯を取りに戻った。
再び鼾の三重奏を聞きながら、鞄から取り出しラウンジへと降りる。

「・・・あっ」

そして、思わず苦笑いしてしまった。
・・・姉ちゃんの番号を登録してない。

そういえばすっかり忘れてた。
まあいっか、母ちゃんや父ちゃんの声も聞きたいし、家に電話しとこう。

なかなか出なかったが、10回程コールが鳴ってようやく繋がった。

¨はい、岡山です¨
「母ちゃん、俺。あはは、久々だな」
¨・・・信之介?どうしたのこんな早くから¨

あっ、そっか。まだこんな時間だからなかなか出なかったんだな。
自分の事ばかりで向こうの都合を全く考えてなかった。

「ん、ああ。いやその、元気かと思ってさ」
¨こっちは大丈夫よ。もうちょっと遅い時間に電話してもらった方が良かったかな¨

やっぱり言われたか。
家族が相手だからこれ以上は言われないだろう、良かった。
先輩や先生が相手だったら間違いなく怒られてたな。
この時間じゃ父ちゃんもぐっすり寝てるだろう。また後で掛けなおすか・・・
平日でも欠かさず寝坊して、休みは昼過ぎまでだらしなく寝てる姉ちゃんは言わずもがな。

¨ちゃんと勉強してんの。冬休みはだらけてたけど大丈夫でしょ・・・あっ、ちょっと¨

急に母ちゃんの声が聞こえなくなった。手でも滑らせて受話器を落としたかな。

¨私は誰でしょう¨
「ね、姉ちゃん?!何でもう起きてるんだよ!」

代わりに聞こえてきたのは、姉ちゃんの声だった。

¨寝てたよ、さっきまで。でも急に起きて降りてみたら、お母さんが電話しててさ。で、変わったの¨

姉ちゃんのすぐ後ろで困惑している母ちゃんの様子が、見えなくても分かる。
変わった、じゃねえよ。しらばっくれてるけど、受話器を奪ったのは分かるぞ。


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