アドレナMAX!-9
「・・・起きて」
「えっ?お、おい」
早貴はオレに指示すると、ベッドから降りた。
そして近くにあったスタンド式の鏡を持ってきて、オレの前に置いた。
「見てみたいの、私。佐渡さんのおちんちんが、私の中に入っていくところ」
ただやるだけでは満足出来ないのか。
こんな淫乱なアイドルなど、オレは会った事が無い。まさかそこまで求めてくるとは考えていなかった。
「ねぇ、佐渡さん。動かないでね?」
「・・・っ」
また名前を呼ばれた事もドキッとしたのだが、それ以上にお願いをしてくる表情に驚いてしまった。
半開きになった口から歯をのぞかせながら、少し困った様に眉を顰めている。
こんな表情、いつ出来る様になったんだ。いつも同じ顔しか出来ないなんて悩んでいたはずなのに・・・
早貴が、ベッドの側面に座っているオレに背中をくっつける様にしながら、少しずつ腰を落としてきた。
オレの怒張して天井を向いている肉棒と、早貴のピンクの割れ目が近付いていく。
「わぁ・・・お汁いっぱい出てるね。嬉しいな、私とセックスしたいんだ」
「う・・・あぁ・・・」
カリ首とそこが触れて、ずぶずぶと拡がっていく。
「んん・・・ッ!」
早貴は一瞬だけ表情を歪ませたが、すぐに妖しい微笑みを浮かべ、更に腰を落としていった。
オレの肉棒が早貴の膣内に飲み込まれていく−
早貴は鏡に映る自分の姿を見ながら、お腹の辺りを擦った。
「入ってるぅ・・・佐渡さんと、繋がっちゃったぁ」
恍惚とした表情を浮かべていたが、また不機嫌そうな顔になった。
この後に及んでまだ何か不満があるのか、早貴。
オレは泣いていないがもう涙も枯れ果てたよ、精神的に限界を通り越してしまった。
「突いてよぉ、佐渡さん」
「すまない早貴、お前の言ってる意味が分からない」
「入れただけでセックスは終わりじゃないんだよ、知ってるはずだよね?」
ぴ、ピストンなど出来っこない。
こうしてただ挿入しているだけで射精してしまいそうなのに。
「駄目だ、早貴。オレはお前のマネージャーなんだぞ」
「・・・だから?そんな理由でセックス出来ないの?」
「当たり前だろう!自分が何をしているか分かってるのか?!」
「・・・分かんない。したい事を何で我慢しなくっちゃいけないのか、分かんないよぉ」
急に早貴が涙ぐんでしまい、声を震わせている。
・・・ちょっと待て、なぜ泣いている?
性欲の塊な十代とはいえ、泣かなくても。
「私、佐渡さんのおちんちん見てると、すごくドキドキして・・・」
男としては嬉しいが、マネージャーとしては複雑な言葉だな。
だが、そうやって腰を激しくピストンさせながら言われても喜べそうに無い。