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『再びの夢七夕』
【ファンタジー 官能小説】

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『再びの夢七夕』-7

4.極上のデザートのとろけるような甘美な味



 そのとき私は、もうフラフラに近い状態になっていました。

「よし、今日の調教は、これで終わりだ」

 突然彦星様が、そう宣言されました。

 私は少しふらつきながらも懸命にそれをこらえ、彦星様に土下座して

「ご主人様、ご調教どうもありがとうございました」

と、終わりのご挨拶をしました。

 すると、信じられないようなことが、起こりました。



「私の織姫さん、ありがとう。

 すごいよ。

 ものすごくいい調教ができたよ。

 本当にどうもありがとう」

 そういって彦星様が、私の上半身を抱えるように抱いてくださったのです。

 私はびっくりして、彦星様の顔をのぞきこんでしまいました。

 ついさっきまでの厳しい表情はすっかり消え、なんとも優しいお顔になっていました。



「ああ、私の彦星様、なんとか耐えるのに精いっぱいで、何度も泣き出しそうになっていたのに、そういってくださるんですか?至らないところがたくさんあったと思いますが、それでもご満足いただけたのなら、私すごく嬉しいです」

「いやあ、とんでもない。泣き出したり悲鳴をあげたりしたくなっているのに、それにじっと耐えている貴女に魅了されて、私は我を忘れるほどに責め続けてしまいましたよ。こんなに素晴らしいM女さんに出合えて、私は幸せ者のSですよ」

「まあ、なんと嬉しいことをいってくださるのでしょう。私こそ彦星様のようなSの方にご調教していただいて、この上なく幸せですわ」

「いやあ、素晴らしい。私たちはSMプレイを通じて意気投合してしまったんですね。

 そこで一つ提案があるのですが、これから2人でデザートを楽しみませんか?」

「デザート、ですか?」

 私は意味がわからずに、目をパチクリさせてしまいました。

「そうです。お互いの男と女を体で味わうデザートですよ。いかがですか?」

彦星様がニコニコしながらそう説明してくださったので、私にも意味がわかりました。

「そんな素敵なお誘いを、お断りすることなんてできませんわ」



 こうして私たち二人は抱き合うようにしてベッドに行き、互いに相手の体を慈しむように撫でたり舐めたりする愛撫から始まって、深い深い男女の交わりを結びました。



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