2・キノウの怖さが消ユ-8
『らめぇぇっ、隆一、私、もう・・・ひぁあああっ!!』
「う、ぐ、俺も・・・!!」
リリスのお腹を抱き寄せながら、奥深くまで突き上げた。
『ん、ぅぅ〜〜〜っっ!!』
濁った欲望、リリスの糧となるものを、その膣内に注いでいく−
『・・・ハァ・・・ハァ・・・・は、ハァ・・・』
行為を終えたリリスは、ベッドの上に疲弊した体を横たわらせていた。
重力で垂れて広がる乳房が、呼吸の度に動く。
「痛かったか?」
『・・・ううん、平気。でも、ちょっとびっくりした。あんなに、どすどすってしたから』
呼吸を整えながら話すリリスは、俺の顔を見ていない。
果たしてどこにあるのか確認してみると、下の方を見ているのが分かった。
終えたばかりでまだ堅いとはいえ、射精を終えて一先ず満足している。
『・・・じっと、してて』
「おい、もう動けるのか。無理はすんなよ」
『平気だってば、えへ』
リリスはぎこちなく笑い、ベッドから起き上がった。
そして添い寝していた俺の股間に顔を近付けて・・・
『綺麗にしてあげるね』
「あっ?!おい、リリ・・・ぐっ!」
一物の先端に唇で触れて、舌先でちろちろと舐め始めた。
今まで終わったらそのまま寝てたのに、一体どういう風の吹き回しだろう。
突然の行動に戸惑う俺をよそに、リリスは舌で丁寧に付着した精液の残りを拭き取っていく。
いつも終わった後は不満そうな顔をしてたくせにどうして・・・
『んもご、んぐ、んるるる』
更に舌だけでなく咥えてしまい、もごもごと中で転がしてくる。
『ぢゅるるるる、ぢゅうぅ〜』
「そ、そこまで・・・あっ、やば、まだ出る!」
遂には尿道に残ったものまで吸い出してしまった。
まだいったばかりで敏感だったから、もう少しだけ射精してしまう。
『・・・んふぅ、んぐっ、ゴクン』
それも残さず飲み干して、リリスはゆっくり口を離した。
確か初めて会った時にも、終わってから続けようとしてたな。
体力を消耗して寝ちまったけど、もしかしてあいつはそれを覚えてたのか。
『ちょっと飲み過ぎちゃったかも・・・』
「お、お前」
『・・・たまにはこうしないと、隆一だって、その・・・嫌でしょ?だから』
リリスは早口でそう言うと、俺に背中を向けてしまった。
柔らかい背中を伝う汗が行為の激しさを思い出させる。
やる気が無い、怖がってやろうとしない。
リリスに対してそう思っていたが、只の思い込みだと考え方を改めなくちゃいけないな。
最初から自分でやろうという気持ちは持ってたんだ、きっと。
これからどうなっていくのか、期待を抱いてしまいそうだ。
〜〜続く〜〜