投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

留守番の夜の最初へ 留守番の夜 121 留守番の夜 123 留守番の夜の最後へ

初夏のすれ違い / コトバ編-17

…―はぁ…なんで俺、あんなにヒドいコト、平気で言えんだろ…

自室に戻って物思いにふけっていると、ケータイが鳴った。

《無題
:今日はありがと。だいぶスッキリした。》

亜紀子からの、そっけないお礼のメール。

《RE:
:また何かあったら聞いてやるから。おやすみ》

話を聞いてもらったことで、そんなに亜紀子の心は軽くなったのだろうか。
あんなにこっちの好きに弄んでやったのに、礼を言ってくるとは。

…―いや、あれはきっと、ヒドいコト言われたから泣いたんじゃねぇな。
なんつーの…よがり啼き?

結局、傷付けたコトバ達を都合良く解釈してモヤモヤを治めた。
しかし、おやすみ、とメールしたはいいが、まったく眠くならない。
むしろ今のコミュニケーションで、乱れた亜紀子の姿が脳裏に甦ってくる。
ほおを染めた亜紀子、啼く亜紀子、嫌がる亜紀子、達する亜紀子、…そして最後のキス。
溢れるように思い出すうちにみるみる勃起。

…―くそっ、3回もシたのに…!

…くちゅ…
亜紀子に見せつけた時のように、べろりと手を舐め、乾く前にモノをしごき始める。
小指がいつもより小さい輪を作っているのは…亜紀子の巾着型のナカを思い出しているせいか。

「くっ…はっ…」

…―片桐…アニキとなんか、もうヤるなよっ…!

…しゅっ…しゅっ

…―好きな人なんかっ…作るな!

「っは、くふっ…」

ぶるりと体が震える。

…―「サク、気持ち、いぃっ…!」

ナマのナカよりもサクを煽る、あの甘い声が再生される。

「ぁぁっ、かたぎ、り…、……きだっ…!
っくはあぁっ…!」

口から何を漏らしたかよりも、ティッシュのありかが気になるラスト。
無心で手を上下させる。

…びゅるっ!…とぷっ、こぷ…

精が飛んでしまいそうになったのは初めだけで、さすがに残りはこぼれるように溢れただけだった。
後始末さえ体が重く気怠い。
むなしさよりも先に、どっと眠気が押し寄せてきた。
なんとか3m離れたゴミ箱を往復すると、ばたんとベッドに倒れ込んで、サクは眠りの世界に墜ちて行った…


留守番の夜の最初へ 留守番の夜 121 留守番の夜 123 留守番の夜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前