川並衆の東吉-4
誰とやった。
どうヤられた。
果ては嫉妬に狂い母を殴り母のオメコをいたぶっていた。
外でヘイヘイ頭を下げて家では威張り散らす最低な男だった。
猿は小さい頃酔っぱらった父に首を絞められ殺されかけた事がある。
正にしたら自分以上の男。出来たら豪傑が欲しかった。
しかしながら産まれてきたのは貧相な餓鬼だからガックリしてこんな屑に飯を食わしている事が情けなくした事だろうが猿は今も父に首を絞められた時の事を思い出して憎しみの心を増幅さしていた。
そんな猿はアチコチの村の財政や民の人情を詳しく調べるように親方に命令されて旅に出た。
猿は聞き込みという押し込み強盗の作戦には必要な人間になった訳で猿の才能を親方庄屋様も認めてくれた訳だ。
此で他の川並衆と同等の立場に立った。
聞き込みは頭脳明晰であらねばならない、ある意味で先々を約束された者がする仕事だった。
もう誰も猿と呼ばず東吉と呼んだ。
もう一つ猿が得たのは庄屋様の一人娘の百合だった。
猿はただ好きで年増女と懇ろにしていた訳でなく年増女は性技を色々と教えてくれた。
年増女は此処を舐めろとか揉めとか撫でろとか女の喜ぶ事を全てさせた。
いわゆる床上手になった訳だ。
東吉はいつもの屈託ない笑いで
『お嬢様、明日から旅に出ます、生きて再びお嬢様のお顔が見えるかどうかわかりません』
同情を引き付け知らぬ間に百合の肩を抱き寄せていた。
そしていつの間にか百合の処女を奪っていた。
百合は三回もすると東吉に………東吉のデカマラに夢中になって口にクワエテ吸い付いていた。
百合に確り自分のデカマラの味を覚えさして東吉は旅に出たー