「二度目の罪」-1
突然、肩をぐいっと掴まれたかと思うと、唇に柔らかい感触があたる。
─唇を、奪われたのだと舞が理解するまで数秒かかった。
「──んっ、んんっ!」
首を振って抵抗をするも、頭を押さえられて身動きもままならない。そのまま顎に手を当てられると、唇を割って舌が侵入してきた。
「─っん、ふぁっ、んんっ…」
入り込んだ舌は舞の舌を追い回し、捕らえ、蹂躙する。
「んふぅっ、っあ、、んんっ、ぁっ、ど…してっ、んっ」
攻撃の合間に、舞がそう問うと、男は薄く笑った。
「──さぁ?」
そして、再び重ねられる唇。
今度は、舞の意識が朦朧としてくるまで結合が解かれることはなかった。
「─キスだけでギブアップですか?」
酸欠状態でグッタリとした舞を前に、男は涼しい顔をしている。
そのまま、舞を床に押し倒すと、襦袢の割れ目から手を奥へと伸ばした。
クチュッ。
明らかな水音が舞の耳にも届き、男が、─九木が目を細めるのが目に入った。
「おやおや」
明らかに小馬鹿にした笑いが九木の口から漏れる。
「淫乱なお姫様だ」
その言葉に侮蔑を感じ、舞は顔を背けたが、耳たぶを掴まれ至近距離で更なる屈辱を囁かれる。
「いいんですよ。花姫としては実に優秀だ」
そのまま転がされると舞は、解かれた腰紐で後ろ手に縛り上げられた。
「あぁ、舞さんのイヤラシい味がしますよ」
ウットリとした声で九木は舞に囁きかける。
襦袢の裾を捲り上げると、舞の尻が露出した。
剥き身のゆで卵のような白くツルンとした尻を九木はねっとりと撫で上げる。
それから、舞の足を持って大きく広げると露出させた自身の切っ先をあてがった。
「ど…してぇ…」
九木の突然の行為に涙ながらに舞が問う。
「貴女がいけないんでしょう?私を誘うから」
ズブリ、と性器が刺さった。
「やぁっ…あっ、はぁん、──んんっ!」
床に這うように転がされているため、受け身の姿勢が上手く取れずに、九木から与えられる衝撃が舞の全身に響きわたる。
「や…、いやぁ、くすんっ、ふぅんっ!」
決して望みはしないのに、従順に躾られた舞のソコは、九木が突き上げる度に、ギュウギュウと締め付ける。