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てき屋のマコ
【コメディ 官能小説】

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てき屋のマコ8-1

渚でバーベキュー


変質者の件も一段落して今日は夕方から。
誠司たちライフセーバーが主催するバーベキュー大会。
マコやナンシーも朝から気合い入りまくり。
普段はTシャツのハーフパンツの二人だが。

マコは上は赤Tシャツではあるがミッキーのプリント入り。
下は白デニムのミニスカート。
一見…普段の格好とあまり変わらないが。
デカデカとプリントされたミッキー。
ミッキーをこよなく愛するマコ。
このプリントがキーであり、このTシャツ自体がマコにとってはラッキーアイテムであった。
顔にはいつもより念入りに。
まるでキャバ嬢の様な化粧を施している。

方やナンシーは…。
黒の裾長のサマーセーター。
薄手の生地をこれでもかと盛り上げている胸元。
普段はブラからはみ出ている肉も。
今日は総動員でおっぱいの膨らみを形成していた。
そして、その裾に隠れるデニムのホットパンツ。
こちらも密かにナンシーがウリにしているムッチリした太ももを剥き出しにしていた。
化粧に至っては往年のヤンキー色をふんだんに醸し出している。

そして、それなりに忙しい一日が終わり。
マコとナンシーが待ちに待った夕方がやってきた。
今日も一日、暑い日で。
全身にたっぷりと汗をかいたマコとナンシー。
今朝方の気合充分の化粧は汗によって剥げ落ち。
なんら普段と変わらないマコとナンシーの顔になっている。
その事に気がついていないのか…。
もしくはさっさと諦めたのか。

「おし!終了!!」
片付けを終えたマコ、砂浜をバタバタと駆け出した。

「あぁぁ!待つでやんすよぉ!」
ナンシーも慌ててマコの後を追った。

しかしいつもの事ながら暑い中だと言うのにバタバタとよく走る二人だった。



「この度は皆さんの御協力のお陰で変質者を一人捕まえる事が出来ました」
集まった出店や海の家の面々を前に感謝の言葉を述べる誠司。

「やっぱカッコいいでやんすねぇ」

「ああ…」
マコもナンシーもヨダレを垂らさん勢いで、その姿にうっとりと魅入っている。

「とくに自分の危険を顧みずに変質者に立ち向かったマコさん!ナンシーさん!
お二人には言葉では言い尽くせない程の感謝を感じております」
マコとナンシーの方をニッコリと見つめる誠司。

「ならよ!誠司!おめぇ、どっちかを嫁にもらってやれ!」
ガヤる禿げ頭。

「そんな…お二人に失礼ですよ」
源さんのガヤに爽やか過ぎる照れ笑いを浮かべる誠司。

マコとナンシーはそんなやり取りに加わろうとはせずに。
両目をハートマークにして口をポカンと開け…薄ら笑いを浮かべたまま誠司の姿に魅入っている。
二人の頭の中に誠司との新婚生活の妄想があたかも現実の事の様に渦巻いている。


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