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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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悪夢の日々-12

始業式の日。
朝、駅で待ち合わせしていた結衣に、驚かれた。
無理も無い、クマもあるし、なによりだいぶ痩せたはずなんだから。
春休み最後の数日は、食欲も無く、眠れもしなかった。
自己嫌悪と、恐ろしい体験のフラッシュバックがあるせいで。

結衣は心配してくれるけど、話せるわけないよね…。
まさか、お兄ちゃんと…ア○ルセックスまでしちゃってるの、なんて。
でも、結衣があまり追求してこないのは、前に逆のコトがあったからかもしれない。
去年の六月、結衣が佐伯くんと付き合い始めた時、痴漢から助けてくれたっていうナレソメを聞いて、深く突っ込もうとしたのに話してはくれなかった。
結衣はものすごく照れていて、あぁ何か恥ずかしいようなコトがあったんだなって分かったから、聞くのをやめたんだ。
まぁ、あれはめでたい話、こちらはタブーで汚くて悪い話、だけど。

新しいクラスでは、結衣とは離れてしまったけど友達はすぐにできた。
幸い、仲は良いけど話すのは久しぶり、ってコばかりで、休み中のあたしの変化には気付いていないみたい。
…ただ一人、クラスでたまに目線を感じる時がある。
男子だから、わざわざ話しかけてくるってことはないだろうけど…。

ソイツは…風間サク。
小1からの腐れ縁で、また同じクラスになるなんて、ちょっとビックリ。
本名は確か…風間 朔光、だったかな。
ずっとサクってアダ名だから、たまに「風間くん」て呼ばれるとくすぐったそうな顔をするアイツ。
昔は背の順の一番前だったのに、今じゃバスケ部に入るほど大きくなって、けっこうモテてる。
去年も同じクラスだったから、あたしが痩せたのに気付いてるのかもしれない…。


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