華麗なる奴隷秘密倶楽部 第5章-4
彼女の人気が絶頂期の頃、
或る実業家と結婚し、一年くらいで別れた話を私は知っている。
それから暫くして他の男達と浮き名を流し、別れたことも。
それは、彼女の男運がないのか、
それとも麗子を満足させる男がいなかったと言うことだろう。
しかし、その理由を今、私は彼女に教えてやる。
彼女を満足させること、それは麗子を縛り、犯し
心から私に従属させることだ。
だがおそらく麗子自身も、今はそれに気づいていない。
その扉を開けるのは私しかいない・・という自負を私は持っていた。
麗子はホテルの部屋に入るまでは、黙っていた。
私のことを書籍などで知っていたとは言え、
これからどうされるのかを思うと心配なのだろう。
しかし、麗子は私についてきた。
私がSだということを知っている、
それならば、自分がどうなるのかは予想できるだろう。
後は私のテクニックで、彼女の心のなかに入り込み、
これから行われる私の厳しい調教を心から従わせ、
本当の私の愛奴にさせることである。
そのとき私の頭の中を閃いたものがあった。
それは半年後に行われる秘密会での奴隷発表会に、
愛奴となった麗子を連れて行くことである。
まだ時間はタップリとある。
そのステージで、完璧に私の愛奴隷となった麗子を披露したい。
(これは、素晴らしいショーになるぞ)
そう思うと私のS根性は久し振りに復活し、血がたぎる思いがした。
しかし、焦ることはない・・
「おいで・・」
部屋にはいると私は麗子を引き寄せ抱き寄せた。
「今日は一杯楽しませてあげるからね」
「あん、はい・・お願いします」
抱きしめた麗子の大きな乳房が感じながらキスをした。
私は彼女を抱きながら、彼女の口の中に舌を入れる。
舌で彼女の咥内を舐めながら、私の手は麗子の背中を撫で回す。
肉付きの良い身体を愛撫しながら、私の片手は麗子の尻を撫でる。
「あぁ・・」麗子は甘い声を漏らし、私にしがみついていた。
耳を舐め、耳元で私は囁いた。
「踊ろうか」
「ええ・・」
甘いメロディーに乗りながら、二人で抱き合い私達は揺れていた。
私の股間はピッタリと彼女の柔らかな腹部に当たっている。
麗子は私の固いペニスを感じているだろう。
「素敵・・」麗子が呟いた。
「今夜を素敵な夜にしてあげる、いいね」
「はい、よろしくお願いします」
私はここで麗子を一人の女としてみていた。
それは麗子をセックスだけの相手としてだけでなく、
M奴隷として調教し
本当の意味での私の女にすると決めたのである。
そうでなければ、こんなに手の込んだやり方はしない。
普通の女ならもっと簡単で良かった。
しかし、麗子は落ちぶれたとは言え、素人女ではない。
曲がりなりにも歌手としてのプライドもあるだろう。
しかし、そのプライドをかなぐり捨てさせ、
愛奴となったとき、麗子は本当の意味での私の女になるのだ。
麗子にはその素質がある。