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華麗なる奴隷秘密倶楽部
【その他 官能小説】

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華麗なる奴隷秘密倶楽部 第4章-2

紳士的に見えてもいざとなれば、
同伴の美しいご婦人を裸にし、奴隷として調教をして、
彼女を淫乱奴隷として扱っても、
全てが終われば再び紳士と淑女に戻るのです。

その方達のお名前を明かせば、驚くような名声の方や、有名人
又芸能、財界、政治関係の方もおられますが、
それは決して知られることなく、硬い結束で守られております。
故に、この破廉恥極まりない催しが、
皆様に最高の快楽を与えてくれるのです。

人は金と権力が有り余ると持て余し、その処理をどうするか考えます。
それを有効に活用することで精神の安定を得るのです。
私も含め、会員の皆様の嗜好が、
SM行為という行為で一致しているのです。

それは贅を尽くした高尚で気高く、そして淫靡で、
妖しく最高のエンターテイメントと言えるのではないでしょうか。


この会の発起人は私のご主人様なのです。
その世界では著名なご主人様は、色々な方との交流があり
ご主人様が書かれた書き物がきっかけで、この秘密倶楽部を結成したのです。

それが人づてに広まって、今のメンバーに落ち着いたようです。
ですから、ご主人様の愛奴の私はご主人様の秘書役として
或る時期からお仕えしているのです。

そのSM調教の舞台となるこの別荘には、
一切記録することは許されないのです、勿論秘密を守る為です。
それは、例えばビデオ、カメラは勿論、録音機も携帯電話さえ
禁止されております、もし故意でなくお持ちの場合には
会の催しが終わるまで、お預かりするのですが、
今まで、そう言う方はおられませんでした。

そして、S様、M様を含め、皆様はここでのプレイを堪能し、
終わった後には何事もなかったように
それぞれの世界に帰って行きます。

さて、お話しが長くなりました、
本題に進みましょう。


その日のお客様は、十数組のカップルでした。
中には、お互いをご存じのカップルの方がいるようですが、
今回初めて参加されるカップルの方もおりました。

皆様がお揃いになったのを確認した後、
私がご案内し大広間に集まっていただきます。

皆様がお揃いになったその大広間には、いつもそうですが
和気藹々とした中でも、これから繰り広げられる狂宴を思い
そわそわし、興奮している様子が伺われました。

マスクをしていましても、
殆どの方は、その方がどなたか分かっていらっしゃるようです。
そこで、いよいよ私のご主人様がご挨拶をし、
乾杯のセレモニーで始まります。
ご主人様は少し高くなった場所で皆様にご挨拶をいたします。

「皆様、当倶楽部兼別荘へようこそいらっしゃいました、
私が当倶楽部の責任者の鬼村でございます、これから繰り広げられます
数々の妖しくも官能的で素晴らしいSM調教を通して、
皆様の親睦を図っていきたいと存じます」

と、初めのご挨拶をしますと、大きな拍手が起こります。
その波が収まった後、ご主人様は続けます。


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