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華麗なる奴隷秘密倶楽部
【その他 官能小説】

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華麗なる奴隷秘密倶楽部 第4章-1

(4)

私は皆様を、数有る控え室にご案内しておりました。
原則的には、S様とM様のカップルは同室になっています。
控えの一部屋には、すでに何組かのカップルの方々がおり、
そこで同室の方は待ち時間の間、しばし歓談していました。

S様達はお互いを紹介し、意気投合しています、
ここでもS様は、ご自分の所有物のM様のご自慢をし、
或るS様は、こう言っておられました。

「私のこの愛奴は、皆様もそうでしょうが、忠実でして
私の飼っている愛奴の中でも、特に可愛いのですよ、
まだ成人になったばかりなのですが、こうして・・」

そう言うと、そのS様は女奴隷が着ているドレスの前を開いたのです。
そこに居合わせた方達はそれを見て驚きの声を上げました。
「おぉ、これは素晴らしい・・」

その女奴隷は可愛い顔立ちをしておりましたが、
ぷりっと張った豊かな二つの乳房には、
ゴールドの小さなピアスが、乳首に貫通して輝いておりました。

そして股間に眼を向けたとき、
やはり同じようなピアスが、クリトリスと、
左右の大淫唇に貫通され、装着されていました。
その彼女の持ち主のS様が彼女の股間に触れ、
割れ目に指を入れたとき
彼の指はヌルッとした愛液が付着しておりました。

「おやおや、この娘はもう感じているようですな・・
これからの催しに興奮しているようですね、そうだな・・彩菜」
「あん、はいぃ・・ご主人様」

彩菜と言われたM女性は、恥ずかしそうに頷いておりました。
お二人のお話を聞かれ、他のS様は微笑まれ、
その場所は和やかな雰囲気に包まれていました。

このようにこの館では様々なS様とM様が来館されます。
その中でもユニークなカップルの方が何組かいますので、
後ほど、その方達のプレイをタップリと堪能されることでしょう。

さて、この倶楽部では皆様心がけておいでで、
S様でも、M奴隷でもプレイ以外では紳士、淑女として
振る舞っております。

それは、この別荘で繰り広げられる数々の行為がSM調教と言う
特別で特殊な行為だけに、
決められた場所以外では、紳士的にしようという雰囲気がありました。

それは淫靡な世界なのですが、
しかしこの秘密倶楽部が、単なる野獣化した野蛮な集まりとは違う、
という自負が会員の皆様の全員にあるからでしょう。
言うなれば、大袈裟に言いますと、
それは肉体を駆使して表現する一種の芸術、とでも言うのでしょうか。

ですから、前にも言いましたが会員になる為の審査は厳しく、
違反した場合のペナルティーが極めて厳しいのもその為でした。


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