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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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雨の半休日-1

親友の結衣が、あたしに頭を下げている。

「ごめん…亜紀子〜」

「ほんと悪(わり)ぃな、亜紀ちゃん!
大丈夫かな?」

結衣の彼氏の佐伯くんも、一緒になって頭を下げる。

「いいよ、大丈夫!
ほら、早く行きなよ、映画に遅れちゃう!」

あたしとしては、もうこう言うしかないんだけど。
まぁ、佐伯くんに亜紀ちゃん、なんて呼ばれて、なんだかちょっとくすぐったい気持ちになったから、いいとしよう。
あたしの周りには、亜紀ちゃん、なんて甘い呼び方をする人なんて、全然いない。
親は、亜紀子!だし。
兄貴は…いやいや、そんなことはどうでもいい!

今日は、12月の期末テストが終わった後の、半休の日。
問題は、この急な雨、だ。
傘が無い。
結衣と佐伯くんは、相合い傘だそうで。
しかも、これから2人で映画だって!
…うらやましい。
さすがに、一本の傘に3人は無理だもんね。
仕方が無い…濡れて帰るか。

駅まで5分、電車が20分、家までが…15分。
駅までは商店街のアーケードがあるから、そんなに濡れないと思う。
でも、地元の駅から家までは、駅が微妙〜に近いから、バスも通ってない。
…帰ったら、ソッコーおふろ入ろっと。

水たまりをよけても、足もとからは、ぱしゃぱしゃっと音がする。
校門を出て、15mでアーケード。

綿のぶ厚いカーデと、グレーにグリーンのストライプの通った冬のセーラー服越しに、冷たい雨がはじける感覚がある。
朝は暖かかったから、コートは着てこなかった。
冬に、こんなに大粒の雨が降るなんて反則だ。
カゼひくと、1週間後からの冬休みが台無しになっちゃうから、早足で歩く。
アーケードを抜けて駅へ。
…よし、第一関門突破。


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