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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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雨の半休日-2

乗った電車は、急行だった。
電車の中は、暖房が効いていて安心した。
でも、湿度が高くて、服が乾くのはムリそうだな…。

空気の動かない車内に、湿気が充満する。
むあむあと暖かくなるにつれ、息苦しくなって、あまりの暑さに喘いでしまう。
冬なのに、背中がじっとりと汗をかいて…いや、雨が染みてきているのかもしれない。
べたりと張り付く制服が、気持ち悪かった。

20分経って、やっと解放された時には、軽く貧血気味になっちゃった。
それでも、駅を出たとたんに細かく散った雨とともに吹き付けてきた風が、ものすごく冷たくて…

「…っくしゅん!」

本格的にカゼをひく前に、早く帰ってお風呂に入りたい!!
気合いを入れなおし、15分の道のりを10分で歩ききる勢いで、あたしは足を踏み出した。
雨の日の昼過ぎなんて、住宅街には人通りが無い。
主婦だって買い物は控えて、家で昼ドラでも見てるんだろう。

とぼとぼとぼ…
それにしても、寒い、冷たい。
髪はじっとり顔にまとわりついて、スカートもカーデもぐっちょり身体に貼り付いている。
お湯で貼り付くならまだしも、まるで氷水。
やっと家が見えてきた時には、涙が出そうだった。
それなのに…

玄関に入り、マフラーとカバンを放り出し、重たい服を脱ぎ捨てる。
伸びちゃいそうなくらい水を吸って、垂れ下がるカーデ。
肌にくっつきすぎて脱ぎにくいセーラー服。
歩くたびに、くちゅくちゅ言う靴下。
ブラに手をかけて…さすがに、玄関先なので、そこでたたきにあがる。
一直線にお風呂場へ向かう。
…と。

水音。シャワー音。
うそー!誰!?
お母さん?
でも、玄関に靴が無かった。
平日だから、仕事のお父さんなワケはないし…。
うそー…お風呂に入ってるのは、もしや、アニキ、ですか?
どうしよう…
ずっと…3か月くらい、うまく避けてきてたのに!


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