シグナル¨9¨-6
「・・・綺麗だね、遥」
「うん、ホワイトクリスマスだね!」
まだお互いの呼び方にも慣れてない。
でも、これからだよね。私達はたった今始まったばっかりなんだから。
弥生、杏子。遅くなっちゃったけど、私もやっと大切な人が・・・
「ねえ、成敏」
「なに遥・・・んっ?!」
成敏の唇に、自分のを重ねた。
告白されたばっかなのにちょっと早いかな?
いや、長かったから丁度いいかもしれないね。
「はっ遥?!なな何してんの?!」
「あれ、分かんなかった?じゃあもう一回しようか」
「んぅう・・・!」
慌ててるのが可愛くてもう一回しちゃった。
でも、恥ずかしかったからほっぺにしといた。
クリスマスは恋人と過ごす特別な日。
私と成敏にとって、それに加えて普通の人とは違うもうひとつの意味がある、更に特別な日だよ。
恋が実った日、それはクリスマス−
〜〜続く〜〜