『ツンデレちゃんと硬派くん』-15
「欲しいって言えよ、李湖。
コッチは素直なのにな?
ひくひくして…すげーやらしい」
淵をなぞり、1cmの深さを行きつ戻りつ、拡げて液体をこぷこぷと弄ぶ。
入り口だけでは、奥が切ない。
焦れた李湖の声に、懇願が混じった。
「…あぁっ、もっと…もっと深くっ…!
ゆびっ、洸太郎くんの指、好きっ、もっと下さいっ!
…奥までっ…!」
…じゅぶん!
いやらしい音を立てて、指が奥まで飲み込まれた。
ずずっ、とナカを掻き分けて、こんっと最奥に当たる。
「んあーっ!
あっ、あっ、そこぉっ!
だめぇっ、イっちゃう、ひっ、…あぁーっ!!」
そのままこんこんとノックすると、李湖はぶるぶる震えてから硬直し、脱力した。
ナカは、きゅぅーっ、と指を締め付け、ぐにぐにと蠢いていた。
「…李湖、すっげーイきっぷり、可愛ぃーっ!
おれももう、我慢できねぇ…」
洸太郎に甘く囁かれ、李湖はまだ荒い息をつきながら混乱する。
今あんな大きなモノが入ったら、壊れちゃう…!
「ま、待って、あたしまだ…!…や、だめ!
洸太郎く、やあぁーっ!!」
…容赦無い突き。
李湖の目からは、涙が一筋。
「…くっ…!
李湖のナカ、すげー絞めつけっ…!
そんなに嬉しいの?
…おれも嬉しいよ、李湖っ、もっとイけ、ほら…!」
洸太郎の言葉は、李湖の耳に届いているのだろうか。
乱れて、波が来て、達して、休む間も無く洸太郎に翻弄され続ける。