調教物語(その12)-2
優子の膣からは濡れた愛液が溢れるほど沁みだしている。
それは彼女が最高に感じている証拠でもあった。
彼女の顔は紅潮し、眼は恍惚で夢遊病者のように泳いでいた。
(はぁはぁ・・)という微かな甘い呻きのような溜め息を聞くだけで
男達の股間の物は最高に硬くなり勃起していた。
輝子の夫の健も平太郎も会長も、
こんな間近に際どい光景を眼にしたのは初めてである。
温泉宿で見た沢山のストリップ劇場の中で、ナンバーワンと言われて女でさえも
今の優子のような妖艶で美しい女はいない。
もっとも二人の男を引き付けたのは、優子の美しさだけではなかった。
淫乱な姿でいながら、
今まで見てきた女達と違って、どこか色気と気品があるのも珍しい。
淫乱で破廉恥な姿でいながら、全裸の優子はとても美しかった。
こんな女を見たのは初めてである。
モデルのようなすらっとした肢体と、ふくよかな肉付き、
形の良い大き目の乳房、細いウエスト・・そして妖艶な尻、
どこをとっても非の打ち所がない、こんな女を見ることは滅多に無い。
下唇を舐めながら健は堪らずに股間を触り、じっと優子を見つめながら思っていた。
(こんな女と一度で良いから交わってみたいもんだ、もしそれが出来たのなら
俺は死んでも良いさ、一度でいいからあの女の穴の中に入れたい・・)
健は妻の輝子が後ろにいるのさえ忘れて、心からそう思っていた。
しかし、それが意外と早く実現するとは思っていなかったのだが。
「さて、この女の首を引いて回りますから、じっくりと鑑賞して下さいな、
もし触りたければ触ればいいし、どうぞお好きなように」
そう研二郎は言うと、優子の首輪の赤いリードをぐいと引っ張った。
急に喉元を引っ張られた優子は前にのめり、喉を絞められ思わず咳き込みむせ返る、
息苦しいその顔は赤くなり歪んでいた。
(うっ、ごほっ!)
それを見ていた研二郎は鼻で笑いながら無視していた。
三人の聴衆は驚いていたが研二郎はそんなことで頓着はしない。
苦しいのか優子の唇からは唾液が漏れていた。
「歩くんだ、優子!」
(あん、はい・・)
優子は目に涙を浮かべ、頭を垂れることで辛うじて返事をした。
これはまさに調教という言葉を借りた奴隷の扱いと同じだった。
しかし、これからの調教はその奴隷以下かも知れない。
女をいたぶることを無類の喜びとする研二郎にあっては、
どんな女でも奴隷以下にされてしまう。
研二郎にとってはどの女も同じだった。
彼に掛かっては調教される女はもはや人間ではないのだ。
そこにいるのは女という性を持ち、男よりも穴が一つ多いというだけの、
一匹の奴隷女と言っても言い。
しかし、女達はそんな研二郎に惹かれるというのも事実ではある。