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Crimson in the Darkness
【ファンタジー 恋愛小説】

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Crimson in the Darkness -決意-X-3

『――――ッッ!!!』





 悲鳴もなく、全身から煙を上げながらゆっくりと消えていく。



 リアナは凄まじい痛みを与えておきながら、最期は無痛の浄化を行った。その上、何でそんなにやるせない表情をしてるんだ。コイツも何か抱えてるのか……。





****





「どういうことだ!!」





 喚く声が部屋中に響き渡る。





「何がですか」





 会議室の中で怒りを露にする爺さんに冷静な表情のリアナは眼帯を付けながら応じる。

 



「何故、何故だ! 成功していたのなら、何故我々が排除される!?」





 意気込む爺さんの言いたいことはまた派閥の話なんだろう。でも、やっぱり解んないな。成功って何だ……。





「排除されないと思う理由は何ですか?」



「お前の存在そのものだ!」





 意味が解らない。




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