Island Fiction第4話-4
「い、いや……、やめて……」
無駄だと分かっていても、藁にも縋る気持ちで訴える。
「やめないわよ。わたしはあなたが大嫌いなんだもの」
逃れようにも逃れられない。
渾身の力で引きちぎろうとしても、拘束具はビクともしない。
いくら暴れても無駄なことだった。
「いいわ、その恐怖で引きつった表情。濡れて来ちゃう」
首筋を舐めようと、乳を揉もうと、乳首に歯を立てようと、嫌がる女が男たちを受け入れるわけがない。
ただ、抵抗すればするほど男たちの嗜虐的好奇心を煽る結果となる。
庭師のじいさんの汗と垢が溜まったペニスが口に押し込められた。
独特の匂いが口から鼻に抜けた。
吐き気がして、ペニスを吐き出そうとして、頭を押さえられた。
クスコが抜かれ、追加のローションを塗られた。
「いやぁ……、やめて……」
問答無用で指を挿入された。
「やあぁっっぁぁぁ――っ!」
弓なりになって仰け反った。
快感のボルテージが予告もなくマックスになった。
わたしは腰を振って体を激しく痙攣させた。
何が起こったのか理解できなかった。
イッてしまったのは確かなのだけれども、緩やかな曲線を描いて徐々に高まる快感が、すべての行程をすっ飛ばしていきなりアクメが襲った。
「あれ? もうイッちゃったの? イヤらしいガキ。呆れちゃうわ」
「はあぁぁ、な、なに、これ……。んはぁ、はぁ……」
「ね? すごいでしょ? 頭では拒絶してても、オマンコの快感が強制的に消し飛ばしてしまうのよ」
男たちはニヤニヤしながらわたしを見下ろしていた。
無言なところが余計に不気味だ。
指は抜かれることなく再び動く。
メチャクチャにかき回される。
「いやぁぁぁ――っ! だめぇぇぇ――っ!」
立て続けにイキそうになって、不意に指を抜かれた。
「いやぁぁぁ……、ううぅぅ、はぁ、あはぁ、はぁぁ……」
「やめて欲しいなら、やめようか?」
オマンコを掻きむしりたくて、太ももをモジモジとさせた。
もちろん、そんなことでは疼きを沈めることは出来ない。
欲求をはっきりと口にしたい。
でも、寸前のところで羞恥心が待ったをかける。
「イヤ……」
「はっきり言わなきゃ、わかんないわよ」
ローズと男たちのコンビネーションは絶妙だった。
男たちの指が再び動き始める。