チョコレート・デイズ‐りくとリナ‐ 5-2
「んくぅ…」
リナは右手の手の平を淡い陰毛に覆われた下腹部に押し当てると…その手をまるで固定するかの様に両方の腿をキュッと締めた。
そのせいで身体も縮こまり、何とも可愛らしい格好でベットに座るリナ。
「あん…あは…あは…」
リナはそんな格好がよく似合う顔つきで喘ぎながら両手の指先を動かし続ける。
少しするとギュッと閉じたリナの股の間から…指先を動かす度にクチュクチュと卑猥な音が漏れ始める。
「あはっ…気持ちいいよぉぉぉ…」
堪らず喘ぐリナの声はいつも様に…子供の様な声になっている。
「だ…だめ…えぇ…」
小さく縮こまったままリナはゴロンと横に寝転んだ。
ベットに仰向けになったリナは両膝を立てたまま…そのギュッと閉じていた股を開いた。
リナの褐色の内股…そしてその中央に息づくピンクの亀裂が剥き出しになる。
「んはぁ!んあ!ああぁぁ!」
そのピンクの亀裂から溢れ出たモノを掬う様に右手の指先を動かすリナ。
ピチャピチャ…クチュクチュ…といった音は一段と激しさを増している。
「あは!あぁぁぁぁぁ…」
その右手に負けないくらい丹念にリナの左手は小ぶり乳房をまさぐり続けている。
「えはぁ…あぁ…いいの…あはっ…いいのぉぉ!」
独特の子供の様な喘ぎ方も一層激しさを増してくる。
「あぁぁ!クリ…いい!クリ!いい!」
リナの右手の指先はいつの間にかピンクの亀裂の上部にあるピンクの真珠をシコシコと擦っていた。
「えはぁ!えは!えあ!あは…」
膝を曲げて開いていた両足の爪先にピンと力が入り…リナは腰を浮かせる。
そして指先の動きに合わせて浮かした腰を小刻みに揺する。
「ねぇ…いっていい?いっていい?」
誰もいない空間に可愛らしく問いかけるリナ。
イケ面男子との甘い密戯を夢想している様であった。
「いっちゃうよ…いっちゃうよ…」
リナの指先…腰の動きが一段と激しくなる。
そのチョコレートの様な褐色の身体は僅かに汗ばみ…宝石の様に輝きだす。
「あぁぁ!い!いく!」
一段と高く腰を突き上げ股の間から汗とは違うモノを飛び散らせ指先を動かすリナ。
左手も今まで以上に強く乳首を…乳房を摘み出している。
「あくぅ!いく!」
リナの可愛らしい顔が泣き顔の様に歪んだ。
突き上げたまま腰の動きがピタッと止まる。
「はぁぁぁぁぁ…」
深く長い息を吐きながら恍惚の表情を浮かべるリナ。
その腰が静かにベットへと落ちていった。
裸のままベットに丸まっているリナ…正確にはルーズソックスは履いているが。
その姿は陽だまりでまどろむ子猫の様であった。
「んん…ん…」
気持ち良さげに鼻を鳴らしオナニーの余韻に浸っていた。
「あなたを守りたいから〜♪ずうと♪守りたいから〜♪」
不意に携帯が鳴った。
一旦はシカトと決めたリナ。
だが携帯は切れる事なく鳴り続けている。
「ちっ!」
子猫から戻ったリナが舌打ちをしながらカバンに手を伸ばした。
「誰だ?これ?」
携帯を取り出し見つめるリナ…知らない番号から着信だった。
「もしもし!」
不機嫌さ丸出しでリナは携帯に出た。
「リナちゃん?」
くぐもった声が聞こえてきた…男の声だ。
「誰?」
リナの返事は素っ気ない。
「リナちゃん…いっちゃたんだね…可愛いねぇ…」
携帯の向こうの男は気持ち悪い声で笑った。
「はぁ!てめぇ!誰だよ!」
ほんの少し前まであんなに可愛らしかったリナだが…依然裸のままだがリナは普段のリナに戻っていた。
「またね…プッ…プーーーー」
リナが牙を剥くと電話は呆気なく切れてしまった。
「くそ!せっかくの気分がよぉ!」
リナもかなりキレながら部屋着に着替えだした。