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淫媚汁レディEP2カンちゃんの逆襲
【SF 官能小説】

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淫媚汁レディEP2カンちゃんの逆襲1-1

遠い昔、彼方の銀河で…。
ヤヴィンの戦いから三年。
デススターを反乱同盟軍に破壊された帝国軍の反撃は激烈を極めた。
反乱軍は帝国軍によりヤヴィン秘密基地から撤退を余儀なくされ、氷の惑星ホスにエコー基地を設立したのである。
ダース・ベイダーは反乱軍、そしてルーク・スカイウォーカーを捜索するため調査用のプローブ・ドロイドを銀河系の各地に大量に放っていた。
………って。
これは『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のオープニング・クロールではないか!
今回は一応、カンちゃんの逆襲となっているが。
この久美ちゃん…そう簡単に逆襲などされる物か!
とまぁ…そんな事はさて置き私は今日もポンちゃんこと本田博士の下、『ミエナクナ〜ル』の改良に勤しんでいた。
『ミエナクナ〜ル』?
例の透明薬の事だ。
バッファロー久美ちゃんが命名したのだ。

「ねぇ博士」
「なあに久美ちゃん」
このジジイ…前回の件で私との距離が縮まったと勘違いしてやがるな。
まぁ今日は機嫌がいいから大目に見てやるが。
「あのさ…もう直ぐ冬じゃないッスか、ミエナクナ〜ル飲む時…マッパになるの寒くないッスかねぇ」
私、最近『スペック』にハマッてんだよね。
「寒いよねぇ…だからこんなの作っちゃったぁ」
ポンちゃんは壜に入ったなんかの錠剤を取り出した。
「なんッスか…それ?」
「『アッタカクナ〜ル』だよ…一錠飲めば十時間くらいはポッカポカだよ」
ポンちゃんに得意満面のドヤ顔。
「アッタカクナ〜ル!?ってネーミング…私のパクリじゃないっスか!!」
「えぇ〜、く…久美ちゃんだってバイソン木村のパクリじゃん!」
「はぁ!?それを言うならバッファロー吾郎だろう!誰がバイソン木村だぁ!獄門党だぞコラ!トンファ攻撃したろうか!!」
「ま…間違えただけじゃん!」
じじいったらすっかり涙目。
こうして久美ちゃんはパクリ疑惑をうやむやにしたのであった。…なんてね。
まぁ…そんな事はさておき。
「じじい…本当にそれ飲めば寒くないんだろうな!」
私の眼力にじじいはピヨピヨになって頷いていやがる。
「じゃあ…早速試してやろうかなぁ〜♪」
私はかなり今回はノリノリだった。
「いや…今回は僕が…」
「じじいのマッパ見ても読者もつまらんだろうが!」
私は即効で却下してやった。
怒りながらも私の口元からヨダレがジュルッと垂れるのだ。
前回でのタマキン学園の事は楽しかったからなぁ。
しかも今回は『養護教諭/寒椿優衣〜』を読んだ後だからみんなの名前知ってるし。
あの沖君っての要チェックだな。
後…エックスが途中で名前を間違えた村なんとか君。
あの辺の野球のうまい不良共は是非にもご賞味せねば。
「うひひひひひひ…ヨダレが出ちまうよ」
本能剥きだしでニタニタしている私をじじいがポカ〜ンと見つめていた。

私はさっそく準備室に籠るとマッパになった。
「へ…っくちん!…うぅ〜さぶ…」
最近はすっかり冷え込んだな。
いそご…。
私はミエナクナ〜ル一瓶分とアッタカクナ〜ルを一錠飲みこんだ。
おぉ!おぉ!あのじじい!やっぱり結構やるなぁ!
…てか。
何だ!この一気に来るムズムズ感は!
前回の比じゃないぞ!!


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