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「調教家族」
【調教 官能小説】

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第4章-7

「見事な縛りですね」
とか、
「奥さんの肉つきが実にイヤらしい」
とか、感想を述べ合っていました。

サチエさんは悲鳴を上げます。
そして、ブルブルと体を震わせます。

「痛がってるよ」

私は心配になって言いました。

「よく見てみなさい。感じてるのよ」

サチエさんは苦しそうでいながら、目を見開き、恍惚とした表情をしていましたが、死にかけているようにも見えます。

これはプレイなんだ。
頭では理解していても、私はとても見ていられず、バチン、バチンと、鞭が振り下ろされる度に、顔を背けてしまいました。

「怖いかい?」

お父さんが抱きしめてくれました。

「大丈夫。カエデもそのうち気持ちよさが分かるようになるよ。これまでも頑張ってきたんだから」

私は言葉の意味を理解していませんでした。
それはこの先、私にも同様の試練が待ち受けていることを示唆していたのです。
私はこの後、自分がまだまだ子供であったことを、精神的にも肉体的にも痛感することになるのです。


「グギャャャ――!!!」

何度目かの鞭打ちで、サチエさんは一際大きな声で絶叫しました。
陸へ打ち揚げられた魚のように体をくねらせ、飛び跳ねました。

見物人が歓声を上げ、喜んでいました。



「ああん……ううっ……ああっ……」

私の両腕は天井の梁へ吊り上げられていました。
同様に右の膝も縛られていました。
つまり、万歳の体勢で片足立ちしている状態です。

乳首にはローター付きのクリップが挟まり、すでにブルブルと震えています。

ク○トリスには細い糸が括り付けられていて、下へ垂れ下がった先にはローターが重しのように結ばれていました。
普通ローターといえば親指大ですが、これはこぶし大ほどもあります。
だから、巨大なローターが振り子のように揺れてクリを引きちぎろうとします。

夕食は客室とは別の部屋に用意されていました。
宿泊客全員一緒の宴会場でした。

この旅館ではプライベートはありません。
二、三十人はいるでしょう。
みんな私を観賞用のオブジェとして眺めながら、夕食を取っていました。
酒を酌み交わし、話に花を咲かせ、中には盛り上がりすぎてエッチを始めてしまっている人たちもいます。

私は山田夫妻のSMショーを先に見ていたこともあり、恥ずかしい姿をさらすのもあまり抵抗がありません。
そもそも、快楽の前では羞恥心など障害にはならないのです。

しかし、そんなところへあり得ない人物が部屋へ入ってきたのです。


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