第1章-5
「んかぁ……。う、うん……きもちいい……。自分でするより、あっ、ずっと気持ちいい……」
「アナルに入れたことは?」
「アナル?」
「お尻の穴のことだよ」
「入れたことない」
お尻の穴になんか異物を入れて気持ちいんだろうか。
なんて疑問に思いましたが、とりあえず素直に答えました。
「正直な子は大好きだよ」
優しいお父さんに戻りました。
そして、お父さんは指でオ○ンコを掻き出すように手を動かしながら、ク○トリスをベロンとなめ上げました。
「うはぁ、ううっ……。はぁぁぁっ……」
「どうした?」
「いっ、あうん……」
まだ誰にも見せたことのないイキ顔を、あろう事か父親に見られるなんて、言いようのない恥ずかしさが襲います。
「イ、イ、イキ……そう……」
絶頂を迎えそうになったところで、階段の下からお母さんの声がしました。
「コーヒー入れたわよ」
階段の下の方から、お母さんが言いました。
助かった!
私は胸を撫で下ろしました。
熱が冷めてお父さんが私を解放してくれると思ったからです。
お母さんだって、こんな変態行為を黙って見過ごすはずがありません。
絶対に、同姓として娘を助けてくれるものだと疑いませんでした。
ところが、お父さんはとんでもないことを口走ったのです。
「母さん。来てみなよ! カエデが凄いことになってるぞ!」
あろう事か、お母さんを呼んだのです。
私の格好を見たお母さんの第一声は、驚きでも怒りでもありませんでした。
「あら、やだ! すてき!」
喜びの声でした。
心ときめかせる少女のようでした。
「助けて……」
そんなことを言っても無駄なのは、お母さんの目を見て悟りました。
その瞳はうっとりと潤んでいました。
お母さんは愛おしそうに私の胸に食い込んだ縄を撫でました。
そして、私の耳たぶを軽く噛み、息を吹きかけ、舌でなめ回しました。
「ああんっ」
私は立ち所に力を奪われました。