今夜は兄妹ふたりっきり-9
「ごめん、真知…いくぞ！」
奥まで男根を突き入れるべく、腰に力を入れた。
強く押し返すような抵抗があったが、いったん引いた腰を今までにない力で突き入れると、僕の肉棒は妹の「女」の中にずぶりと根元まで入った。
（うぅ！…入った！）
脳髄の蕩けそうな喜悦が走り、そのまま夢中で腰を動かしそうになったが、妹の悲鳴と体の反応が僕の興奮を抑えた。
「真知、痛いか…。真知…」僕は妹の体を優しく抱き締めた。
兄のペニスが深く入ってこようとしている。
「ううっ、お兄ちゃん、お兄ちゃん…」
（痛いっ、痛い…痛い）
どこかで（めりっ）という音がした。その瞬間、兄のペニスが勢いよく私の膣内に侵入してきた。その先端は考えられないほど、奥深くまで届いた。
「あっ…ひああぁぁ！」
あまりの激痛に、私は叫び、大きく反り返った。
気が遠くなりそうになりながらも、私は兄に征服されたことに無上の悦びを感じていた。
実の兄妹の性器が繋がり、とうとう完全にひとつになった。
妹の僕に対する想いも確認できた。
長い間お互いに求め合っていたのだ。そして、いま僕は妹の処女を奪い、最初の男になった。
…もう、これでいい。
本能は別として、気持ちの上では十分満足だった。
私のヴァギナの中に兄のペニスが全部入っている。
Ｍが言い触らしている通りになった。
いま私は、本当に『実の兄貴とやって』いるのだ。
兄は私を抱き締めながら、あまり動かずじっとしている。
（…お兄ちゃん、もっと動いていいよ。…私、我慢できる）
痛がる妹をこれ以上苦しめるのはよそう…。僕は、ゆっくりと動かしていた（動いてしまっていた）腰の動きを止めた。そして、そっと男根を引き抜こうとした。
すると妹はいやいやをするように顔を振った。
同時に、いったんほどけていた妹の両足がまた僕の腰に巻きついた。
そして、妹は自分から腰を押しつけてきた。僕の男根はまた妹の膣内の奥深くに収まった。
…妹は動きを止めず、腰を何度となく揺すり上げるようにしている。妹の膣内はいっそう熱くなり、溢れる愛液が僕の肉棒を濡らした。…妹は切なそうに喘ぎ声を漏らし始めた。
張り裂けそうな激痛はじきにおさまった。まだ腰の奥の方で鈍い痛みはあるが、兄のゆっくりした動きにつれて、同じ場所から快感も湧き出しつつある。じわっと改めて愛液が出始めているのがわかる。
…と、兄の動きが止まった。
（あ…だめっ、お兄ちゃん、抜かないで）私は、急いで兄の腰に再度両足を巻きつけた。そして両手も兄の背中に回し、逆に自分から腰を突き上げるように動かす。
…しばらくそうして動いていると、痛みは次第に遠ざかり、入れ替わるようにして快感が増してきた。兄の「男」を求めて、愛液がとめどもなく溢れてくる。