202号〜荒井恵美-10
んん、どうだったかな……?
どうやったら男って喜ぶんだったっけ?
遠い記憶を呼び覚ましながら、私は丹念に太郎のオ○ンチンを愛撫しました。
「ああ、恵美おばさん……それ……それ、とっても気持ちいいよ」
「んっ……?」
亀頭と肉幹の半分ほどまでを口に咥え、口腔の中ではペニスの裏筋にべったりと舌を押しつけている。
これか―――?
私は太郎の喜悦の声を聞き、頭をいっそう激しく振ってチュパチュパとスピーディーに肉棒を扱きたてました。
「あ、あ、ああ、恵美おばさん……イ……イク……ううっ、うううっ!」
腰を震わせ、ペ○スの切っ先を喉の奥まで突きいれてこようとする太郎。
苦しさから咄嗟に太郎の腰を押さえるも、なんとまあ太郎の力強いこと。
私が堪らず悲痛の呻きを漏らすと、その呻きとほぼ同時にドピュピュッと若い精液が口の中いっぱいに放たれてきました。
粘っこい精液が喉を直撃し、堪え切れずに咳き込む私。
精子特有の青臭い匂いが鼻腔をつき、おもわず顔が歪んでしまう。
私の顔、片方の眉がひどく釣り上っていたと思います。
喉に張り付いている精子を何とか唾液と一緒に嚥下し、ふと顔を上げると目の前に太郎の顔がありました。
「お、お、おばさんっ!」
唇を強く押し付け、太郎は私の身体をきつく抱き締めたまま後ろへと倒していきました。
そして、かたく閉じていた私の歯を狂ったように舐めたくり、乱暴に乳房を揉み絞りながら再び正常位で挿入。
三度の射精で今までより余裕のある太郎―――何度も体位を変えては激しくペ○スを突き込んできました。
結局この夜は太郎が疲れきるまでたっぷりと絡み合い、もう身体中の体液を交換しあった感じです。
その後、太郎との肉体関係は一切ありません。
ですが……夜な夜な太郎のことを考えてしまっている自分がいるのは確かです。
また些細な事で夫と喧嘩してしまったら……そのとき、タイミングよく姉夫婦が留守にしていたら……もしかしたら、今度は私のほうから太郎を襲うかもしれません。