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調教物語
【その他 官能小説】

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調教物語(その7)-2

もし、今自分が止めれば、相手をしなければ、いつかえりは忘れる。
初め、えりは苦しむだろう、そして自分も苦しい。
えりが可愛い、愛しい・・
えりは自分の女同士のセックス・パートナーと言えなくもない。
でも、こんなことをいつまでもしていては、えりがもっとダメになる。

えりはまだ若い、
こんなことで、えりの人生を狂わせてはいけない。
いつかはえりが、
新しく若い芽を開き、咲かせ、新しい恋をみつける。
そのときまで、
もう少し経てばえりは卒業していく。

(今までのことは忘れて、えり・・おねがい、それまでの我慢)
そう思っていたが、
優子のその思いは甘かった。

一途に思う少女の心は、優子が思うほど単純ではなかった。
男がする行為よりも、同性にされる性的行為は深く重い。
それは優子が女だからであり、どこをどうすれば感じるか、
女が喜ぶこと、感じること、どうすれば濡れるか等。

優子は、男からの経験を元に、彼女なりのやり方でえりに教え込んだ。
それはまるで、
今までの自分が、男達に犯され、身体で憶えさせられた性の奥義であり、
その全てをえりに与え、学習させ、
今までの男にされた性の喜びを、えりに与えていた。

えりの反応は敏感になり、優子が触れるだけで反応し、
若い膣からは溢れるばかりの愛液を垂らしていた。


しかし、その特別な学習は終わった、桃色遊戯は終わった、
終わりにしなければならない。
優子はえりを説得し、言い聞かせた。

「ねえ、えり・・もうこういう事は止めましょう、えりのために・・」
「えっ?・酷いわ、せんせ・・えりをこんなにして捨てるなんて!」
「ごめん、えり・・えりはこれからの人だし、まだこんなことで・・」
「こんなことってっ、先生がはじめ・・えりに・・」

優子を見つめるえりの目は泣いていた。
「ええ、そう・・私のせいなの、ごめん・・でもわかって、えりとのことは、
先生は忘れないわ、いつまでも、でもえり、先生も苦しいの」

えりを見つめる優子の目も濡れていた。
「わかったわ」
二人は泣きながら、いつまでも抱き合っていた。
あの子の為に、もうそんなことをしてはいけない。
(もうこんなこと止めよう、えりはこれからの人だから)
そういって、泣き叫ぶえりをなだめ、えりへの特別授業は終わった。

それ以来、優子はえりを避けていた。
えりは口数が少なくなり、笑わなくなった。


それからの、自分を見るえりの眼が怖い。
自分から眼をそらさない、そのえりの気持ちは痛いけれど分かる。

生徒を教える立場の自分が、自分を慕った真面目な生徒に快楽をおしえ、
或る期間、自分は彼女を「おもちゃ」にして弄んだ。
それを生殺しにしている自分。

無視している自分、こんな自分が生徒を教える資格があるの?
そう自問自答している優子だった。


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