302号〜立花由佳-8
「んんっ―――んぐっ!」
ペ○スを女性に触れられるのも初めてならフェラされるのも初めてのサトシくん。
下半身が硬直したのは、咥えてからまだほんの数秒しか経っていない時でした。
口の中にある隆々しいモノが不意にビクビクッと震え、サトシくんの低い唸り声と共にドバドバと発射されてくる大量の精子。
強烈な異臭を放ちながら喉の奥にまで飛び散ってきた精子に、思わず噎せ返りそうになりながらも何とか呑み込んでいきました。
「あ、ああ、すみません、すみません」
口の中に漏らしてしまい、どうしていいのか分からずにオロオロする山田くん。
「いいのよ、気にしないで。それよりどうだった? もちろん口でやってもらうのも初めてでしょ?」
「と、とても気持ちよかったです! ゆ、由佳さんの口の中、とっても温かくてしっとりとしてて……すごく、すごく良かったです! ま、まだ口の中の感覚が残ってます」
サトシくんが感激しながら感想を述べてきます。
「もっとしたい?」
「は、はい! お願いします!」
少し萎えてしまったペ○スを軽く手で扱きながら、私は上体を起こしてサトシくんに優しくキスしました。
サトシくんにとってはファーストキスです。
唇を重ねたまま薄目を開けてみると、サトシくんは顔を真っ赤にさせながらも眼はかたく閉じたままでした。自分から舌を差し込もうなんて気配はまったくありません。
精子を吐き出してしまった口だから、舌を差し入れることには抵抗があるかも……?
そんな風に考えながらも、私は情欲の赴くままヌリュウッと舌を差し込んでいきました。
「ん……んん……」
不意に侵入してきた舌に、戸惑ったようにゆっくりと眼を開けるサトシくん。
でも、私と眼が合うとまたすぐに閉じちゃいました。
一つ一つの仕草がとっても可愛らしく、それが余計に私の性欲を煽りたてます。
もっと大胆に舌を深く差しこんでから、私はうんと厭らしくサトシくんの舌を絡め取りました。
クチャクチャと、舌の粘膜を卑猥に擦り合わせるうちに少しずつ大人のキスというものを理解してきたサトシくん。
遠慮がちにですが、自らもそろそろと私の口腔へ舌を差し込んでくるようになりました。
たったいま射精したばかりのペ○スはもう完全に勃起状態となっており、ドクドクと溢れ出てくる我慢汁が私の太腿をベトベトに濡らしています。
「サトシくん……私の身体、好きなようにしていいわよ」
浅ましい言葉を吐きながら、すごく昂奮していく私。
夫を含め、これまで年上の男性としか付き合ったことがない私には、女性優位で事を進めるといった経験が一度もありません。
セックスは男性にリードされるもの。
今までそう思って生きてきました。
でも、サトシくんにセックスの『いろは』を手取り足取り教えているうち、何やら不思議な感情が生まれてきたんです。
サトシくんは、私にとって弟のようでもあり子供のようでもある特殊なタイプの男性です。
純粋で従順な男性-――それは、すなわち私の欲望をすべて満たしてくれる存在なのです。新しい性の楽しみ方を見つけてしまった私は、この体験にひどく溺れてしまいました。