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団地妻の告白
【熟女/人妻 官能小説】

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302号〜立花由佳-6

「や、山田くん……もう、本当に嬉しいこと言ってくれるんだから。お世辞でも嬉しいわ。ありがとう」

「ほ、本当です。ひ、一目、一目見た時から惹かれて……僕は……た、立花さんを見るたびにドキドキしてました。すみません、そんな眼で見てて」

そう言ってから、ポロポロと涙を流しはじめる山田くん。

「や、山田くん……」

私は無意識のうちに隣へ行き、まるで我が子を宥めるかのようにして山田くんの背中を擦っていました。

「山田くん、ごめんね」

「い、いえ……平気です」

「山田くん……」

片手で何度も涙を拭う姿がとてもいじらしく、そして可哀相でなりません。
山田くんの為に何かしてあげたい-――。
私なんかで山田くんの想いが満たされるんだったら-――。

「ねえ、筆おろしって言葉、知ってる?」

「ふ、筆おろし……ですか? い、いえ、聞いたことありません」

「筆おろしってね、童貞喪失のことを言うの」

「ど、童貞……喪失?」

私の口から出た言葉は、あからさまに卑猥な行為を誘うものでした。
これ以上は絶対に悪戯しちゃ駄目-――そう思っていたにもかかわらず、胸に広がっていく淫靡な良心。
そう、私は『優しさ』という良質な皮をかぶり、自らの欲望を満たそうとしたのかもしれません。
私にとって背徳の時は、もう引き返すことが出来ないところまで来ていました。

山田くんの泣き顔にじわじわと浮かんでくる色欲。
期待を持たせてしまった私の言動に、もうその純真な思いは完全に膨らみきっていた事でしょう。

「そう、童貞喪失。山田くん、初めての相手って……どういう女性がいい?」

このときゴクッと大きな音を立てた山田くんの喉を、今でもハッキリと覚えています。

「ぼ、ぼ、僕は……す、好きな女性がいいです。た、た、た……んぐっ……た、た」

「こんなオバサンじゃ、嫌よね?」

私の一言で山田くんは言葉を失い、ブルブル、ブルブル、と首を何度も横に振りました。
引き攣っていく顔が口をパクパクさせながら何度も唾を呑み込んでいます。
私の心もピンク色の淫情に染まりきっていました。
欲情した若い男の子を前に、火照りだしている秘芯はズキズキといやらしく疼き、もうすでに秘肉の奥には濡れているような感覚がありました。

「山田くん……私の裸、見たい?」

痙攣したように首を縦にふる山田くん。

「一人じゃ恥ずかしいから、山田くんも一緒に脱いでくれる?」

昂奮しきり、焦ったように服を脱いでいく山田くん。
もう懺悔も後悔もありません。
このときの私を支配していたのは情欲です。
私も一枚ずつ服を脱いでいき、何の躊躇いもなく下着姿になりました。


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