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俺の娘
【父娘相姦 官能小説】

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第8話-1

梅雨。
夏を迎える前にどうしても通らなくてはならない季節。
昔は雨が多いからあまり好きじゃなかったが、今も好きではない。
雨は若い時よりもそれ程気にならなくなった。違う理由で好きになれなかった。

「また雨・・・はぁ、どんよりしちゃうね。なんかさ」

毎朝笑顔で登校する早貴の笑顔が曇るからだ。
今朝もドアを開けて、手すりから手を出しているその表情は晴れやかでは無い。
早貴がそうなってしまうと俺も連鎖でどんよりしてしまう。
まるで空の色がそのまま顔に映し出された様に、気分が重くなってしまうのだ。

「たまには楽しい気分になりたいよね、お父さん。雨ばっかで嫌になっちゃいそう」
「時期的に仕方ないとはいえ、こうも毎日降り続けると嫌になるよな」
「うん・・・・・・」

早貴は何やら考え事をしているらしく、親指で口元をさすっている。

「おまけに蒸し暑いしね。汗がべとついて気持ち悪くて」

実際には一週間休みなく雨が続く訳ではなく、何日かは降らない日もあった。
それでも曇ったままの日が多く、あまり太陽を見ていない様な気分になってしまう。

「行くぞ。あまり話し込んでたら遅刻しちまう。傘忘れんなよ」
「うん・・・」

肩を叩いて行く様に促し、階段を降りていく。
その途中で足音が俺のしか聞こえないのに気付いて、振り向いたらまだ早貴が空を見ていた。
どうしたのだろう。もしかしてあまり体の具合が良くないのだろうか。
・・・前に風呂で少し無理をさせすぎたかな。
連戦どころか気絶までさせてしまったのだから、体に何も負担が無いはずが無い。
でも、何日もすぎてるしな・・・どうだろう。

「・・・」

心配していたら微かに口角が上がったのが見えた。
何を考えてるか分からないが、あの様子だと自分なりに楽しむ方法を思いついたのかもしれない。

「お待たせ。行こ、お父さん」

黒縁の眼鏡に三つ編みという控え目な格好の娘が俺の手を握った。
そして、今いる場所が一応人目につく場所と思い出したのか、すぐに離す。
途中まで並んで歩き、ポストの所で別れる。
ここから俺はバス停を目指し、早貴は駅の方へ歩いていく。一緒に行く時は必ずそうだった。

「お父さん、帰ってくる時楽しみにしててね」
「何でだ?ああ分かった、今日は特別にビールいつもより多めに飲んでいいのか。楽しみにしてるよ」
「違う〜。お酒じゃないの。玄関開けたらきっとびっくりするから」

気になる言い方だな。
教室のドアに黒板消しを挟んでおく様な、年相応の可愛い悪戯でも企んでいそうな様子だ。

「教えろよ、何か用意しておくのか」

早貴は唇を指を縦にして蓋をし、片目を閉じた。いわゆる「内緒」のポーズか。
間違いない、これは悪戯だな。
幾つになってもお前という娘は・・・やれやれ。


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