第6話-3
「早貴は可愛いよ、俺が何かする度に全力で反応してくれる」
「や、やりたくてそうしてるわけじゃ・・・あんっ////」
淡い桜色の乳首は、張り詰めて破裂してしまうそうな程に勃起している。
俺の唾液に包まれて厭らしく光り、愛撫のせいで赤みを帯びていた。
「・・・早貴」
「お、お父さん?何?」
乳房への愛撫を止めて、そっと顎を持ち上げる。
黒い水晶玉の様な綺麗な瞳を潤ませ見上げている娘に、今日何度目になるのか分からないキスをした。
触れるだけじゃ、満足できそうに無い。
早貴の唇は噛むとその柔らかさに病み付きになってしまいそうになる。
口の中から舌を出させ、一度、もう一度噛んで・・・痺れさせていく。
あそこ、胸と早貴に快感を与えてきた。だから、次はその色っぽい唇も・・・
「・・・早貴ぃ・・・」
「おとう・・・さん・・・」
唾液が混ざり、ぬめぬめする互いの感触が溶け合っていく様に感じる。
お前をこのまま、離さない。俺の手から落としはしないぞ。早貴、もっと近くに・・・!
「な・・・なんだ?」
俺が抱き締めようとするよりも早く、早貴が抱きついてきた。
抱きついてきた、と言うよりは抱き寄せようとしている、と言う方が正しいかもしれない。
「早貴、おい。ちょっと、おいってば」
思いの外力が強くて、細いとはいえ背中にめり込んでくる腕が痛い。
またふざけているのか。こんな時に、困った娘だ。こういう時くらいは雰囲気を大事に・・・
「おとぉさんとキスぅ、うふふふふっ」
「んぷっ?!ん、んるぅ、んっ・・・ぅぅぅ!!」
早貴が舌を中にねじ込み、俺の舌を噛んで捕まえてしまった。
ふざけているどころか、どうやら俺と同じ事を考えてるらしい。
きっと早貴も相手を抱き締めようとしている。
自分の手から離さない、そう思っているのだろう。
舌に何度も食い込んでくる早貴の歯が、俺に心地好い痺れを与えてくる。
いま俺がやった事を真似してるな。昔からそうだ。
いつも俺のあとをひょこひょこついてきて、何か言う度に真似していた。
小さい時はどんな女の子でも父親を慕ってくれる。
成長するに従いだんだん離れていってしまうものだが、早貴はずっと俺を好きでいてくれてるんだな。
「おとぉさぁん・・・んちゅ、ちゅっちゅっ、ちゅううう」
「さきぃ・・・んっ、んぁ、あ・・・あぁっ、あう」
このままじゃ、俺の舌が、早貴に食べられてしまいそうだ。
歯を噛まれるうちにだんだんうなじに鈍い電気が走る様になって、こっちの方も痺れてきた。
今他の場所を刺激されたらかなりまずい事になる様な気がする。
果たしてその時、俺は無事でいられるのだろうか。