ラバーズ・ラヴァー-3
[ あっ…あっ…あぁんっ ]
体の中を貫かれながら男が押し出す衝撃に体が揺れる。
こんなヤツにいい思いさせたくない。
でも、ぎゅうぎゅうと肌に擦れて音を立てる革の感触にこれは私の快楽なんだと思えてきて無意識に突き刺さったものを目一杯に絞め込んでしまう。
気持ちいい…
意識が遠のく…
イクっ…イクっ…
あぁ、イキそう…
体に痙攣を覚えて、なおもしばらくの間揺らされ続けた。
革の感触と匂いは私をだんだんダメにしてしまう。
男の動きが止まった時、ようやく私は自分に返って…
そのまま体を離すと股間から床にぽたぽたと精液を垂らしながら浴室に行き膣を入念に洗った。
なんともわびしい気分になる。
濡れた体を拭いながら部屋に戻った時にはタバコの煙と、昨日私が飲み残したお茶のボトルの中に吸い殻だけ残して男は姿を消していた。
神田と名乗る男はこの時からしばしばこうして、私の部屋を訪れるようになった。
…・…・…・…
[ あっ…ぁ…んっ… ]
[ お前も好き者だよなぁ。
初めての時からずいぶん感じてただろ? ]
そのとき私はふと時計を見て、茂みに顔を埋める男から体をひき離した。
[ んっ…ちょっと待って… ]
バッグから携帯を取り出して会社にある私のパソコンにアクセスする。
[ ねぇ、これ見て。 ]
画像は男の顔。
裸の私に重なったり、私のアソコをしゃぶったり…