第5話-5
「ん・・・!」
最初は鎖骨からの様だ。
胸元の方へ降りてくるピンクのタオルが泡立ち、乳首まで丁寧に洗ってくれる。
(・・・俺は、馬鹿だ・・・)
腹を擦るのを見る時に、屹立した自らの一物が飛び込んできた。
なんとみっともない、娘が懸命に体を洗ってくれてるというのに・・・
背中に押しつけられる柔らかい塊の感触から早貴の鼓動を感じてしまう。
なんだか・・・心なしか、鼓動がだんだん早くなってきてる気がする。
・・・そろそろ、一物を洗うから、興奮して加速しているのだろうか・・・?
違う!そんな、事、有り得ない。だって今の早貴は¨娘¨であって、
「ちょっと・・・くすぐったいよ」
早貴はタオルを手から離して、一物の付け根に爪を押し込んだ。
ぐりぐりと刺激されるうちに、中の血液の流れが止まっていく様な感覚に包まれて・・・
「うりうり」
「あぉぉっ?!」
突然鈴口をこちょこちょされ、睾丸が一瞬だけ締まった。
ボディソープがたっぷりと付着し、普通に触られただけでも毛穴が開きそうになるのに・・・
「ここだけじゃ寂しいでしょ。安心して、こっちもしてあげるから」
そういえば左手が見えない。やめろ早貴、どこを触るつもりだ。
こ、これ以上は・・・頼む、早貴、さ・・・!
「?!」
陰嚢の下に細長い指が生えてきて、それを鷲掴みにしてきた。
思った以上に指が食い込み、中の睾丸が歪んだ様な気がした。
「あぁっあ!うぁ、あああ!」
「やわらかぁい。ほっぺより柔らかいんだね、ここ」
早貴の右手が竿をシコシコとしごきあげ、左手が袋越しに睾丸を弄んでいる。
こんな言い方はあれだが、まだ体を重ねるのは二回目のはずだ。
欲望処理の為のDVDで勉強していると言ってはいたが、見ただけでこんなに扱えるのだろうか?
なるべく声を出さない様に耐えてはいるが、そのせいか小さな泡が摩擦で幾つも弾ける音が聞こえて・・・
「わぁ〜。本当におっきいね、お父さんの」
大きさはともかく、小さな指に弄ばれてぶらぶら揺れる姿は格好良いとは言えない。
「こんなおっきいのが、私の中に入ったんだよね・・・」
「痛くなかったか?」
「ちょっとびっくりした。でも・・・気持ち良かったよ」
本当にそうかな。
早貴が少しでも気持ち良かったのならいいんだが、無理してたのかもしれない。
「まだその気になってないみたいだね、お父さん。さっきから私しかしてないよ」
「そ、そんな事は無いぞ。早貴と出来て嬉しいよ」
「ホントにぃ?こないだより遠慮してるっぽいけど」
俺だって男なんだ。
立ち込める異性の匂いを嗅ぎっぱなしで、いつまでも耐えられはしない。
娘だから何とか制御出来てるだけで・・・
だが、いかん。こんなのはいけないんだ。こういう行為は・・・遊びと違う。